暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生の長崎での出会い
第二幕その六

[8]前話 [2]次話
「すぐに」
「そうするんだね」
「もうこっちに来まして」
 日本にというのです。
「生活をはじめています」
「早いね」
「いや、日本はいい国って聞いていたんで」
 それでというのです。
「喜び勇んでですよ」
「来日したんだね」
「飛行機でひとっ飛びで」
「ずっと先生に会いたいって言ってたんですよ」
 奥さんはご主人を見つつ先生にお話しました。
「うちの人は」
「そうだったんだ」
「お元気かどうかも」
「この通り元気だよ」
 先生は笑顔で言いました。
「何も困っていないよ」
「そうなんですね」
「今はお金にも困っていないし」
 そうであってというのです。
「学問も出来て生きものの保護活動もね」
「出来ていますか」
「慈善事業ということで」 
 そうなっていてというのです。
「八条グループが助けてくれているんだ」
「世界的な企業グループが」
「八条学園も運営しいているね」
 先生が今働いているその学園もというのです。
「それで慈善事業にも力を注いでいるグループだから」
「それで、ですね」
「生きものの保護もね」
「動物園をやっておられましたね」
「そう、ああした活動もね」
 そちらもというのです。
「出来ているし」
「困ったものはありませんか」
「そうなんだ」
 実際にというのです。
「今の私はね」
「それは何よりですね」
「うん、それで二人も来てくれて」
 それでというのだ。
「尚更ね」
「嬉しいですか」
「あらためてね」
 先生はご夫婦に言いました。
「これから宜しくね」
「こちらこそ。いや先生とまた一緒になれて」
 マグ氏は笑って言いました。
「神様に感謝していますよ」
「そうなんだね」
「いや、スカウトされまして」
「八条モールの方でかな」
「そうです、そこに八条ペットショップもお店を出すことになりまして」
「屋上にあらたに設けるんだったね」
 先生はその場所のお話もしました。
「そうだったね」
「それで店長さんを探していますと」
「貴方になんだ」
「声がかかったんですよ」
 そうだったというのです。
「先生は八条グループの中でも有名で」
「その私の知り合いで」
「色々と生きものに詳しくて」
 マグ氏はそうした人でというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ