第二幕その五
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「神戸に八条町にね」
「あら、そうなの」
「この街になんだ」
「じゃあまた会えるね」
「ご近所付き合いも出来るね」
「昔みたいに」
「そうだよ」
まさにというのです。
「そうなるからね」
「楽しみだね」
「ずっとお元気かなって思っていたけれど」
「この街に移住してくれて」
「また会えるんだ」
「奥さんも一緒だよ」
移住はというのです。
「そしてね」
「これからは日本で暮らして」
「日本で働く」
「そうするのね」
「実は日本でペット用品を扱うお店をやるらしくて」
それでというのです。
「移住するそうだよ」
「ああ、猫の餌売りからね」
「キャットフードやドッグフード売ってるし」
「同じ様なお仕事だね」
「それじゃあ」
「そうだね、いや彼も来て欲しいとね」
先生はにこやかに笑ってお話しました。
「ずっと思っていたし」
「よかったね」
「僕達も嬉しいよ」
「マシューさんにもお会いしたかったし」
「それならね」
「そうだね、それにね」
さらにお話する先生でした。
「お店ももう決まってるんだ」
「何処かな」
「そのお店は」
「何処で開くのかな」
「八条モール神戸だよ」
そちらだというのです。
「そちらでね」
「お店開くんだ」
「じゃあこれからはあそこに行くとだね」
「マシューさんにお会い出来るのね」
「何時でも」
「そしてお家はね」
そちらはといいますと。
「八条町のマンションだそうだし」
「何でも決まってるね」
「じゃあまた会えるね」
「そうだね」
「そして一緒に楽しい時間を過ごせるね」
「イギリスにいた時みたいに」
「そうなるよ」
笑顔で言ってでした。
長崎に行く準備を進めていっていよいよ次の日長崎に行くその日の夜にでした、マシュー=マグ氏がです。
奥さんと一緒に先生のお家に来ました、相変わらずお世辞にも素行はよくなさそうですが憎めない感じの男の人です。奥さんは相変わらず美人さんです。
「やあ先生久し振り」
「あれっ、もう来たんだ」
「ええ、それで開店準備に入ります」
マグ氏は明るく笑って言いました。
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