第一章
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のびあがり
佐藤美玖は茶色の長い髪の毛で明るいはっきりした顔立ちであり胸は八五程度で背は一六〇で茶色の髪の毛を腰まで伸ばしリボンでまとめている。前原琴声じゃブロンドのストレートのロングヘアで優しい顔立ちをしており胸は九〇あり背は一六五である。二人は大阪に本社がある八条芸能アイドル部門でデュエットのグループを組んで活動している。
人気は最近上がっていて美玖の明るい性格と琴子の優しい性格も評判で歌とダンスも努力の結果が出ている。そして今は。
本拠地の大阪でコンサートを終えて二人が暮らしているマンションがある鶴橋で打ち上げをしていた、マネージャーに誘われて焼肉を食べているが。
美玖はカルビを食べつつだ、一つ下の琴子に言った。
「あんたも二十歳になったし」
「飲んでいいですか？」
「ええ、ただね」
美玖はグラスに入れた赤ワインを飲みつつ言った。
「飲むお酒は考えてね」
「カロリーや栄養を考えるんですね」
「私達アイドルだから」
今は二人共ラフな私服姿でそれぞれジーンズやスラックス、セーターを着ている。
「だからね」
「それで、ですね」
「太らない様にね」
「気を付けないといけないですね」
「ルックスに出るし」
外見にというのだ。
「太ると動きもね」
「鈍りますね」
「トレーニングやレッスンでアスリートの人達並に身体動かしてるけれど」
それも毎日だ。
「けれどね」
「やっぱりお食事は大事で」
「お肉を食べてもいいけれど」
それでもというのだ。
「お野菜も食べて」
「バランスよくですね」
「お酒もね」
こちらもというのだ。
「考えてね」
「身体にいいお酒ですね」
「日本酒やビールよりもね」
「ワインですね」
「マネージャーさんに言われたのよ」
店を紹介してくれた人にというのだ。
「二十歳になった時に」
「お酒を飲んでもですね」
「身体にいいお酒を飲んで」
「ワインがいいんですね」
「そしていつも飲むのもね」
「よくないですね」
「飲まない日ももうける」
所謂休肝日もというのだ。
「そのうえでね」
「飲むんですね」
「そうしていくのよ」
「それじゃあ赤ワイン頼みますね」
「焼酎や梅酒もいいわよ」
美玖は笑顔で話した、そうした話をしながらだ。
二人で焼肉を食べてワインを飲んだ、そして最後に冷麺を食べて店を出た。二人は店を出た時すっかり酔っていたが。
ふらつく足でだ、美玖は肩を抱き合う琴子に言った。
「最近鶴橋の商店街もね」
「駅前のここもですね」
「寂しくなったみたいね」
「昔はもっとがやがやしていたみたいですね」
「そうみたいね」
「この線路の下も」
「昔はもっとお店が開いていて」
夜でシャ
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