第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその二十八
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「非常にです」
「風刺もですね」
「徹底していまして」
「悪意に満ちたですね」
「描写ばかりです」
「そうですね」
貴族も述べた。
「連合は」
「実に下品です」
アランソはこうも言った。
「彼等らしく」
「風刺画にしても」
「インターネットではアスキーアートも作成しますが」
「そちらもですね」
「何のユーモアもなく」
そしてというのだ。
「そのうえで、です」
「品性もですね」
「ありません」
全くというのだ。
「彼等には」
「それも大衆だからですね」
「大衆民主主義といいますが」
「大衆とは何か」
「衆愚です」
アランソはエウロパで言う大衆のことを話した、エウロパでは大衆とはイコール衆愚と考えられているのだ。
「所詮は」
「全く以てその通りですね」
「所詮衆愚で」
「それで、ですね」
「あの国はです」
その連合はというのだ。
「品性がなく」
「風刺一つ取っても」
「それが感じられず」
全くというのだ。
「そしてです」
「下品な表現ばかりですね」
「風刺はされる方の魅力も出ます」
描かれる者のそれもというのだ。
「どれだけ描かれるか、そしてどう描かれるか」
「そこにですね」
「そうしたものも出ます、そして同時に」
風刺画のことをさらに話した。
「描く側の品性や知性もです」
「出ますね」
「はい」
貴族に対して述べた。
「ですから愚か者が風刺を描くと」
「描かれる側の魅力が出て」
「そして描く者の資質もです」
「出る」
「愚か者が風刺を描くと」
「その愚劣さもですね」
「出ます」
実にというのだ。
「そうなります」
「そしてですね」
「連合はです」
「あの国はですね」
「衆愚ばかりなので」
それでというのだ。
「描く者の品性や知性も出て」
「愚かですね」
「実に」
「そうですか」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「あの国の総統への批判は彼等の愚かさも出ていて」
「下品ですか」
「全く以て」
こう言うのだった。
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