暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第143話 オーフィスの家族、付けられし新しい名前!
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っていった。
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それから暫くの間、オーフィスは平和に過ごしていた。そんな中、ある日アカシアが人間の赤ちゃんを連れて帰ったのだ。
「お帰り、アカシア。それは今日の獲物?」
「違うぞ、オーフィス。この子は人間の赤子だ」
「まあ、一体どうしたの?」
「実はな……」
アカシアが訪れた村が戦争で壊滅していたらしい、原因は食べ物の奪い合いのようだ。
悲惨な光景に胸を痛めていたアカシア、だが倒壊した建物の下から微かな鳴き声が聞こえたアカシアは直に駆けつけた。
そして奇跡的に瓦礫の下敷きにならなかった赤子が発見されたという訳だ。
「可哀想に……戦争は酷くなるばかりね」
「ああ、なんとかしたいが……それも大事だがまずはこの子だ。私は見つけた以上自分で面倒を見たいと思っているのだが良いだろうか?」
「私は賛成よ。家族が増えるなんて素敵じゃない」
「我も異論はない」
「なら決まりだな、この子も私達の新しい家族だ」
赤子はアカシアたちによって育てられる事になった。
「この子男の子なのね。良かったわね、オーフィス。貴方に弟が出来るわよ」
「弟?」
オーフィスは眠る赤子の手をそっと握った。すると目を覚ました赤子がオーフィスを見て喜んだ。
「キャッキャッ♪」
「おお、オーフィスを気に入ったみたいだな」
「抱っこして見たらどう?」
二人にそう言われたオーフィスはおずおずと赤子を抱きしめた。いつもフローゼがしてくれるように優しく壊れないようにそっと……
「……暖かい」
赤子の暖かさを感じ取ったオーフィスは自然と笑みを浮かべていた。
「アカシア、この子の名前はなに?」
「まだ決めていなかったな。ふ〜む……」
アカシアは少し悩むとなにかを閃いたかのように手を叩いた。
「うん、良い名前を思いついたぞ。一龍……一龍だ。私達が初めて授かった赤子でドラゴンのオーフィスに抱かれたから付けてみたが……どうだろうか?」
「いいじゃない、一龍……素敵な名前だわ」
一龍という名前を聞いたフローゼは素敵だと答える。
「よーし、お前は今日から一龍だ。よろしくな、一龍」
アカシアは赤子を撫でながら一龍と呼んだ。
「……」
その光景をオーフィスはジッと見ていた。
「おや、どうしたんだ。オーフィス?」
「我も名前が欲しい」
するとオーフィスは名前が欲しいと言い始めた。
「貴方には名前があるでしょう?」
「この名前、我が知らない内に付けられた。一龍みたいにアカシアに名付けて欲
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