暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第143話 オーフィスの家族、付けられし新しい名前!
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火力を上げるために自分のブレスを使ったり……
「……」
「あはは、見事に失敗したわね……」
出来上がったのは黒焦げになった料理とは言いにくい物体だった。フローゼもドラゴンであるオーフィスの行動を上手く読めずにフォローが上手くできなかったようだ。
「ごめん、フローゼ。これは捨てて……」
「あむっ」
「ッ!?」
オーフィスはそれを捨てようとしたがフローゼはなんと食べてしまった。
「ふふっ、卵の殻も残ってるし焼き過ぎてパサパサね」
「フローゼ、直ぐに吐く!そんなもの食べたら体に悪い!」
「駄目よ、食材を無駄にしたらいけないことよ。それに貴方はわざとやった訳じゃないでしょ?失敗は当たり前、次は成功させましょう」
「……うん」
しょんぼりするオーフィスの頭をフローゼが優しく撫でた。すると先程まで哀しかった心が温かくなっていくのをオーフィスは感じていた。
「さあ、おやつにしましょう。今日はふわふわのパンケーキを作るわよ」
「我、手伝う!」
やる気を出したオーフィスがそう言うとフローゼは嬉しそうに笑みを浮かべた。
更に違う日、オーフィスはアカシアと共にグルメ界を探索していた。
「ぐっ!?」
「オーフィス!」
白い狼に襲われて苦戦するオーフィス、そこにアカシアが割り込んで狼を撃退した。
「大丈夫か、オーフィス」
「アカシア、あの狼は……」
「あれはバトルウルフという最強の狼だ、奴はまだ若い偵察だったのだろう。この辺は既に彼らのナワバリのようだ、直ぐに出よう」
「ッ!アカシア、腕に傷が……」
アカシアの腕には切り傷があった、先ほど彼女を庇った際についたのだろう。
「この程度の傷ならしょっちゅうさ、気にするな」
「我が本調子でないばかりに……足を引っ張った」
「オーフィス、私達は家族だ。助け合うのは当然の事だ」
「家族?」
「ああ、共に暮らし共に食を楽しみ分かち合う。この関係を私は家族だと思ってるよ。フローゼもそう思ってる」
「……家族、我がアカシアとフローゼと家族」
家族と言われてオーフィスは何故か泣きそうになってしまう、だがそれは決して嫌な物ではなくとても嬉しいと彼女は思った。
「さあ、帰ろう。今日もフローゼが美味しい食事を用意してくれているぞ」
「……うん」
オーフィスは二人から様々な事を学んだ、その中には今まで自分が感じなかった『感情』というモノあった。
最初は仕方なく二人と生活をしていたオーフィスだったが、だんだんと二人と一緒にいられる毎日が嬉しくなっていったのだ。
自分でも気が付かない内にオーフィスは感情が豊かにな
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