暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第143話 オーフィスの家族、付けられし新しい名前!
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、何か情報が得られるかと思ったのだがな」
アカシアがフローゼにそう確認するが彼女は知らないと答えた。あくまで感覚になるが最初から次元の狭間という言葉は知らないとフローゼは思ったようだ。
「フローゼ、記憶がない?」
「ええ、そうなの。私は殆どの記憶を失っていて覚えているのは日本という国に住んでいた事と料理人として働いていたって事だけなの」
「彼女は猛獣に襲われていた所を私が助けたんだ。本当に運が良かったよ、このグルメ界は猛獣も恐ろしいがなにより常に変化する環境が人を殺しに来るからね。彼女がいた場所はとても安定した環境だったから」
オーフィスはフローゼに記憶がないのかと尋ねると彼女は頷いた。どうやら彼女も異世界から来たらしくその際に記憶を殆ど失ってしまったようだ。
アカシアがフローゼを助けたようだが運が良かったと話す、このグルメ界では猛獣だけでなく恐ろしい環境も牙をむいてくるので彼女は相当に運が良かったのだろう。
「フローゼという名も私が付けたんだ、なにせ名前も失っていて持ち物などから知ることもできなかったからね」
「それから私は彼と一緒に生活をしているの。幸い料理の腕は合ったから足手まといにはならなかったから良かったわ」
「ははっ、たとえ料理が出来なくとも君がいてくれれば私は満足だけどな」
「もう、アカシアったら……」
何だか甘い空気が流れ始めてオーフィスは少し居心地の悪さを感じていた。
「おっと話が逸れてしまったな。正直異世界に戻す方法を私も分からない、だがこの世界は不思議な場所が様々な箇所にある。調査を続けて行けば何かヒントが得られるかもしれない。それまでここにいたらどうだろうか?」
「そうね、行く当てがないならここにいればいいわ。家族が増えたみたいで私は嬉しいしそうしなさいよ」
「……ならお言葉に甘える」
どうせ何処に行く予定もない、それに静寂はいつでも得られる……そう考えたオーフィスは二人のお世話になることを決めたのだった。
それからオーフィスの新しい生活が始まった。
「それじゃ行ってくる」
「気を付けてね」
アカシアが調査に向かうとフローゼは家事を始める。オーフィスはそれをジッと見ていた。
「そうだわオーフィス、貴方も料理をしてみない?」
「我が?」
「ええ、良い経験になると思うわ」
「……フローゼがそう言うならやってみる」
オーフィスはフローゼにそう言われて料理をしてみることにした。だが……
「えいっ」
「ええっ!まな板まで切っちゃった!?」
食材ごとまな板を切ってしまったり……
「火力が足りない……ふうっ」
「きゃあっ!火を噴いちゃ駄目よ!」
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