第四章
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「俺も彼女はいたことがない」
「そうか、あんたもか」
「俺達と同じなんだな」
ジャスティスカイザーの二人はブリーフ13にシンパシーを感じて応えた。
「クリスマスは嫌いでか」
「カップルは大嫌いなんだな」
「それで今日いちゃついてるカップルなんてな」
「全員邪魔してやるって思うんだな」
「そうだ」
二人にその通りだと答えた。
「俺もまたな」
「同志だな」
「俺達は今心で結ばれたな」
もてない者同士で言い合った。
「嬉しいぜ」
「ちなみに俺達失恋もしたことねえけれどな」
「それも同じだよな」
「俺達は」
「俺は過去を語らない」
ブリーフ13は一言で述べた。
「俺のルーツは秘密だ」
「元ネタのキャラそうだしな」
「初登場ブリーフ一枚でな」
「いきなりお姉ちゃんボコったな」
「元ネタのキャラはな」
「あのキャラモテモテだけれどな」
「モテモテで腹立つな」
兎に角女性に人気がある存在が嫌いな二人だった。
「いつもみたいにそうしたことやってるな」
「煙草吸いながら仰向けが多いな」
「ったく、童貞に見せ付けてくれるな」
「壇蜜さんに影響まで与えてな」
「壇蜜さんエロ過ぎだろ」
「あの人は魔性の色香だぞ」
秋田が生んだ絶世の美女の話もした、ちなみにこの人は実に多芸多才であり思わぬ資格をお持ちだったりする。
「羨ましいな」
「あんな人に影響を与えるなんてな」
「しかし俺は童貞だ」
ブリーフ13自身はそうだった。
「だがインキン以外には淋病とカンジタ菌も持っている」
「それ不思議だよな」
「どっちも性病だけれどな」
「童貞で持ってるってな」
「そこ矛盾してるよな」
「尚生まれてから風呂に入ったことはない」
ブリーフ13はこのことも話した。
「シャワーも浴びたことがない」
「一度もか」
「それも凄いな」
「洗濯もしない」
着ている服をというのだ。
「トイレに行っても尻を拭かない」
「究極だな」
「極めてるな」
二人も感心することだった。
「俺達性病持ってねえけれどな」
「毎日風呂入ってな」
「洗濯して尻も拭くぜ」
「清潔にはしてるけどな」
「そして水虫も持っている」
ブリーフ13はそうだった。
「インキンは全身に回っている」
「ああ、ガキデカな」
「こまわり君ってそうなんだよな」
「股間だけじゃなくてな」
「全身なんだよな」
「それが元ネタでな」
「あんたもそうなってるんだな」
ジャスティカイザーの二人も納得した。
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