第一章
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嫌われ者達のクリスマス
ジャスティスカイザーの二人、レッドとブルーはクリスマスに難波のホテル街で拡声器から大声で猥褻な替え歌を絶叫していた。
「静かなホテルの一号室で!」
「男と女の声がする!」
デュエットで歌う、そして言うのだった。
「何がクリスマスだ!」
「彼女なしに見せびらかすんじゃねえ!」
「こうした日にホテルかよ!」
「ホテルの中で何してるんだ!」
カップル達に対して変身した姿のメタルな頭の部分に血管を浮き上がらせて怒鳴る、中指も立てている。
「クリスマスはホテルかよ!」
「デートの最後でな」
「くそっ、俺達ヒーローだぞ!」
「それで何で人気ねえんだ!」
「女の子達にキャーキャー言われないんだ!」
怒って叫んでいる。
「ったくよ、主役だったってのによ」
「どうしてこう人気ねえんだ」
「作中じゃずっと死ねとかいう扱いだったしな」
「いつもいつも文句言われてな」
「正義の味方様にねえだろ」
「ふざんけんじゃねえぞ」
道頓堀の引っ掛け橋の近くのホテル街のど真ん中で話す。
「俺達まだ童貞だぞ」
「女の子と付き合ったことねえぞ」
「手すら握ったことねえぞ」
「産まれてこの方縁ねえぞ」
「あんた達いい加減にしろ」
あるホテルからホテルの従業員さんが出て来て注意してきた。
「営業妨害で訴えるぞ」
「へっ、警察呼ぶなら呼んでみろ」
「光速の動きでトンズラするからな」
通報を言われても居直る。
「俺達が警察に捕まるかよ」
「正義のヒーロー舐めるなよ」
「主役だったんだぞ、主役」
「戦え!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザーでな」
「終わった作品だろ」
従業員さんはこの事実を出した。
「それで今更出て来てもね」
「うるせえ、主役様にモブが言うな」
「主役様に文句垂れるじゃねえ」
「作者今現在七千珀作以上書いてるけれどな」
「そのうちの一策の主役だぞ」
「それだけ作品あっての主役か」
従業員さんはそれならと返した。
「別にどうでもよくねえか」
「うっせえ、名前もねえ癖に偉そうに言うな」
「俺達は名前もあるからな」
「わしの名前か?東井晤郎だ」
従業員さんは二人の言葉を受けて名乗った。
「これでいいか?」
「げっ、阪神のレジェントの人と読み方同じかよ」
「いい名前じゃねえか」
二人は従業員さんの名前を聞いて怯んだ。
「作者鷹党でも関西人だからな」
「阪神も嫌いじゃねえんだよ」
「これが巨人関係者なら悪役になるけれどな」
「作者巨人この世で一番嫌いだからな」
「作者敵とかやられ役は嫌いな相手の名前にするんだよ」
「全力で無残な目に遭わせられるからな」
二人でこうしたことも言うのだった。
「だから
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