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神々の塔
最終話 誓い合う心その六

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「病みつきになります」
「自分ほんまカレー好きやな」
 中里はタゴールに笑って声をかけた。
「見てたら」
「はい、カリーはです」
「インドの食事でな」
「どの料理もなので」
 カリーの味であるのでというのだ。
「まことにです」
「毎食やな」
「食べます」
「そやねんな」
「はい、そしてパンも」
 こちらの食べものもというのだ。
「この様にです」
「カレーパンやな」
「これは欠かせません」
「そやねんな」
「そうです、そして」
 タゴールは今度は紙パックの牛乳をストローで飲んで話した。
「こうしてです」
「牛乳も飲むな」
「そうします、そして果物も」
「忘れへんな」
「こちらを」
 中里に林檎を手に持って見せつつ話した。
「頂きます」
「林檎か」
「そうします」
「自分甘いもんも好きやしな」
「それで果物も欠かせません」
「そうやな」
「果物は最高なのです」
 ターリャは柿を出して言った。
「もうこれがあるとです」
「ええんかいな」
「お握りをいただきまして」
 芥川に三角のそれを食べつつ話した。
「そしてです」
「柿も食うな」
「そうします、今日は和食ですが」
 お握りを食べながら話した。
「他のお料理でもです」
「甘いもんは欠かせへん」
「お茶にしましても」
 今度はペットボトルのそれを手に話した。
「今はしませんが」
「それでもやな」
「甘くなのです」
「お砂糖入れて」
「飲むのです」
「ロシアはそうやな」
「甘いの大好きなのです」
 ターリャは笑って言った。
「お酒もですが」
「そやな、しかしな」
 芥川はターリャに笑って返した。
「今せんで何よりや」
「日本のお茶ではなのですね」
「自分今麦茶手にしてるけどな」
 ペットボトルのお茶はそれであった、店で普通に売られている麦茶の一つでここにいる面々は全員飲んだことがあるものだ。
「それにはな」
「お砂糖を入れないですね」
「入れるなっていう法律はないけどな」
 それでもというのだ。
「まあ日本では普通はな」
「入れないですね」
「そうして飲むもんや」
 こう話すのだった。
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