第四十二話 決戦その五
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「負けるのはこっちだよ」
「確かに」
「このままではです」
「負けるのは我々です」
「前よりずっと強くなっているなんてな」
だからだというのだ。
「ないよな」
「いや、そういうものでは」
「彼等も訓練をしています」
「しない筈がありません」
「ですから」
「努力なんてしなくていいのにな」
クレオンは頭を抱えてこうも言った。
「弱いままで」
「ですからそれは」
「流石にないです」
「彼等の性格を考えても」
兵士達はクレオンに口々に話した。
「何かあれば努力する」
「それも一つになって」
「それが戦隊じゃないですか」
「ですから」
「そうなんだよな、俺達だって強くなったと思うけれどな」
兵達に言われ困った目になって述べた。
「それでもな」
「致し方ないですね」
「彼等が強いことを受け入れてです」
「ここは戦いましょう」
「全力で」
「そうしような、皆ここは銃撃を加えてくれよ」
クレオンは兵達に言われあらためて指示を出した。
「そうしてな」
「敵を寄せ付けないことですね
「リュウソウジャーの面々を」
「こちらに」
「ああ、頼むな」
クレオン自身銃を出して構えて言った。
「あいつ等にはそうそう当たらないけれどな」
「まあそれでもです」
「銃撃をしていきましょう」
「今は」
「そうしような」
こうした話をしながらだった。
クレオンもまた戦っていた、兵達と共にそうしていた。
リュウゾウジャーはそのクレオン達の銃撃を受けていた、それを身をこなし剣で防ぎつつ前に進むが。
「前よりもな」
「ああ、銃撃が正確になっている」
「そうね」
レッドソウザジャー、ブルーソウジャー、ピンクソウジャーがそれぞれ言った。
「これは油断出来ないわ」
「こちらも考えていかないとな」
「やられるのは俺達だ」
「ここはだ」
グリーンソウジャーがここで言った。
「散れ、散陣で進むぞ」
「そうだな、固まっていれば当たるが散ればその分当たらない」
ブラックソウジャーがまさにと応えた。
「そして前に進むことだ」
「そしてあいつ等のところに行ってだ」
ゴールドソウジャーはクレオン達を見据えて言葉を出した。
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