第四十二話 決戦その二
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「お互いに名乗って詩まで詠うのよ」
「流石にそこまでしないがな」
「日本見たいにだね」
「作法に従いだ」
「まずはお互い対峙して」
「開戦を告げてだ」
そのうえでというのだ。
「戦うぞ」
「そうしようね」
ヨドンナもそれならと応えた。
「今から」
「是非な、それではだ」
「出よう」
ヨドンナは今度は一言で言った。
「戦隊の前にね」
「それではな」
ギルが応えてだった。
それぞれの組織の主な者達は門から城に入って来た戦隊の面々の前に出た、そのうえで堂々と言うのだった。
「よくぞ来たと言っておこう」
「ああ、そうしてだな」
「これよりお前達と戦う」
ギルはゴーカイレッドに告げた。
「そうしてだ」
「勝つっていうんだな」
「そうする、覚悟はいいな」
「そっちこそ覚悟は出来てるな」
ゴーカイレッドはこう返した。
「俺達に負ける覚悟は」
「勝つ覚悟は出来ている」
これがギルの返事だった。
「お前達もそう言うな」
「その通りだ」
ゴーカイレッドも否定しなかった。
「俺達もな」
「それならだ」
「今からだな」
「戦う、そして最後まで立っている方がだ」
「勝ちだな」
「それでいいな」
「ああ、全力でぶっ潰してやる」
「来い」」
こう話してそれぞれだった。
組織の者達はそれぞれの持ち場に戻った、そうしてだった。
決戦がはじまった、それぞれの組織の者達は持ち場から遠距離攻撃を仕掛けるがそれを見てだった。
白いゼンカイザーは冷静にだ、仲間達に言った。
「激しい攻撃だけれど」
「それでもな」
「うん、訓練の時みたいに」
ツーカイザーに話した。
「落ち着いてね」
「攻撃をかわしながらな」
「そのうえで前に進んで」
「敵の場所に行ってだ」
「それぞれ戦おう」
「おあつらえ向きにね」
ステイシーザーも言ってきた。
「敵の配置は予想通りだし」
「それぞれの戦隊のチームが対してだ」
トッキュウ六号も言ってきた。
「そうしてだ」
「戦っていこう」
「そうだ」
ここはというのだ。
「それぞれな」
「俺達もな」
トンボオージャーも言ってきた。
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