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夢幻水滸伝
第三百七十四話 周辺国家達その十二

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「思えば空船はまだ少ないわね」
「そうですね、まだです」
 アマードも確かにと応えた。
「少ないです」
「そうよね」
「我々も全く足りず」
 その空船がというのだ。
「各国もです」
「少ないわね」
「非常に高価なものなので」
 アレンカールは困った様な顔で話した。
「そうはです」
「持てないのよね」
「我々は確かに南米最大の勢力ですが」
 このことは事実だがというのだ。
「そやけどです」
「それでもね」
「はい」
 アレンカールに困った様な顔のままさらに言った。
「思った以上にです」
「持てないわね」
「そうです」
「そうよね、これからね」
「勢力が拡大し豊かになれば」
「空船もね」 
 こちらもというのだ。
「備えていきましょう」
「そうしますね」
「ええ、これからよ」
「そうなりますね」
「空船は空を飛べるから」
 その名の通りにというのだ、この世界に存在している技術の一つであり浮島に行く為に開発されたものである。
「戦でもよ」
「多いと有利になるので」
「そやからね」
「揃えたいですね」
「今以上にね」
 そうだというのだ。
「これからは」
「やはりそうですね」
「会談で勢力の拡大が成功したら」
「空船もですね」
「増やしていくわ」
 そうするというのだ。
「それからはね」
「左様ですね」
「そしてね」 
 そのうえでというのだ。
「移動、輸送に戦闘にね」
「用いていきますね」
「そうするわ」 
 こう言うのだった。
「よりね」
「そうあるべきですね」
 アマードはアレンカールのその意見に同意して頷いた。
「まさに」
「ええ、ほな増やしていくわよ」
「空船も」
「そういうことでね」
「ええ、浮島も領土にしてるしね」
「ブラジル上空とその領海内の」
「そこにいる人達も領民にしているし」
「治めています」
「そうしているからね」
 だからだというのだ。
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