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夢幻水滸伝
第三百七十四話 周辺国家達その十一

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「全知全能でもないしね」
「そう考えていくと」
「もうね」
 それこそというのだ。
「人なんてね」
「偉大やないですね」
「全くね、人はちっぽけなものよ」
 アマードに素気ない口調で話した。
「自分より凄い人なんて星の数だけいるわ、それで何でふんぞり返ってね」
「会談に参加するのか」
「そうよ、むしろ自分が偉いと思ったら」 
 そうなればというと。
「そこで終わりよ」
「努力しなくなり」
「そうよ、人は無限に成長出来るけれど」
「それは自分がまだまだと思うからで」
「謙虚にならへんとね」
 そうでなければというのだ。
「ほんまね」
「そこまで、ですね」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「誇りを持ってもね、人を知ることよ」
「ちっぽけなもんやと」
「そのことを知って」
「努力していくことですね」
「誰もね、それでね」
 アマードにさらに話した。
「会談の場所と日時もね」
「決めていきますね」
「正式にね、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「全てが決まればね」
「その場所で会談ですね」
「そうなるわ、詳しいお話を進めていきましょう」
 こう言ってだった。
 アレンカールとアマードは五人の星の者達とそれぞれ話してそうしてだった。
 場所と日時が決まった、その場所はというと。
「色々お話して南米を統合する為の会談に相応しい場所として」
「マチュピチュですね」
「あそこになったわね」
「この世界では神々の祭壇ですね」
「インカのね」
「そうなっていますね」
「その神殿や街があった場所の遺跡でね」
 この世界のマチュピチュはというのだ。
「そこでよ」
「会談となりましたね」
「ええ、ほなね」
「ペルーのマチュピチュにおいて」
「皆で会談よ、場所を提供してくれるアルゲダスちゃんには感謝して」
 そうしてというのだ。
「会談をしましょう」
「わかりました」
 アマードはそれならと応えた。
「そうしましょう」
「それではその日になれば」
「会談にですね」
「行きましょう」
 こう言うのだった。
「それでは」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「空船で行くけれど」
 マチュピチュにはというのだ。
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