第三百七十四話 周辺国家達その九
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「ええと思うわ。それに相応しい場所ならね」
「それならですね」
「別によくてね」
「問題は成功させることですね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「ブラジルでも何処でもね」
「ええんですね」
「どの場所でもね」
そうであるというのだ。
「あたいとしてはね」
「そうお考えですか」
「そうよ、こだわらへんわ」
「こうした時自分が大国だからとです」
「開催場所にこだわったりするわね」
「そうしたこともありますが」
「あたいとしてはね」
「こだわらへんで」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「やっていくわ」
「そうなのですね」
「ほな開催場所もね」
「お話していきますね」
「そうしましょう、要はね」
今回の会談のというのだ。
「会談を成功させることであって」
「場所やないですね」
「そうよ、そやからね」
だからだというのだ。
「そこはこだわらへんでいきましょう」
「わかりました」
アマードは確かな声で頷いて応えた。
「ほなそうしましょう」
「そうね、しかしこうして二人でいたら」
アレンカーリは今度はアマードを見て微笑んで言った。
「何かと助かるわ、アマードちゃんと一緒ならね」
「僕とですか」
「あたいの思った通りよ」
微笑んだままこうも言った。
「アマードちゃんは頼りになるわ」
「出来ていますか、僕は」
「動きも遅くないわよ」
彼自身が気にしているこのこともというのだ。
「むしろ俊敏よ」
「そうでしょうか」
「決断も行動も速いしね」
「迷わずに」
「ええ、そやからね」
だからだというのだ。
「徐々にでもね」
「自信を持つことですか」
「自信を持てなくても」
それでもとも話した。
「頼りにしている人がいることはね」
「覚えておくことですか」
「あたいがそうでね」
「先輩が」
「そうよ、ほんまに頼りにしてるから」
「こちらの世界で」
「起きた世界でもね」
どちらの世界でもというのだ。
「そやからね」
「だからですか」
「何かと頼むわ、宜しくね」
「それでは」
「そう、それで会談でもね」
「僕も出席して」
「一緒に皆とお話してね」
アマードに笑って話した。
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