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夢幻水滸伝
第三百七十四話 周辺国家達その七

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「ほんまにね」
「そうしたことはせえへんで」
「会談を行うことよ」
「外の世界では見知った人同士ですが」
「そやけどね」
 それでもというのだ。
「そこは守ってね」
「礼儀等は」
「相手を尊重してね、性格が悪いとね」
「先輩はいい人ですが」
「いやいや、あたいは結構悪いわよ」
 アマードに笑って返した。
「実はね」
「そうですか」
「自分で思うにね、意地悪で傲慢なところあるわ」
「そうは見えへんですが」
「内面はね。これで結構ドス黒いのよ」
「そうなのですね」
「そうした面を出さへん様にしているし」
 普段からというのだ。
「これからもね」
「そうしていかれますか」
「そのつもりよ」
 こう言うのだった。
「あたいとしてはね」
「そうしてですね」
「会談に赴いて」
 そうしてというのだ。
「きっとね」
「成功させますね」
「最初から成功間違いなしと思わないで」
 そうであってというのだ。
「真面目かつ慎重に」
「そして礼儀も守って」
「怒らへんでね」
「会談を行いますね」
「そうしましょう」
「わかりました」
 アマードは玉蜀黍を食べてから言った、今日の主食はパンではなく玉蜀黍でありそれを丸ごと茹でたものである。
「ほなです」
「そういうことでね」
「会談に臨みましょう」
「有り難いことに五人全員がね」
「会談に極めて前向きで」
「しかも統一にもね」
 それにもというのだ。
「前向きなのがね」
「有り難いですね」
「ほんまにね」
「五人共戦を好む性格やなくて」
 そしてだ、アマードは話した。
「職業もです」
「あっ、多くの子は戦闘系やないね」
「そうですね、そやからです」
「あたいと一緒にやっていこうっていうのね」
「最初から」
 争わずにというのだ。
「そう考えているのです」
「そうなのね」
「そもそも先輩は六将星のお一人で」
「戦うとなると」
「はい、ほんまにです」
 まさにというのだ。
「強いですししかもブラジルは南米一の大国です」
「それで軍も大きくて」
「戦っても勝てへんっていうのね」
「戦わずして勝つといいますね」
「ええ、それこそがね」 
 まさにとだ、アレンカールは答えた。
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