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彼は いつから私の彼氏?
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・急に・・・」

「そんなこと無いでー 仲間4人揃って行かんと意味ないんやー 朝咲、美雪先輩の上に行くのって あと 少しやー もう、二人とも向上心が少のぉーなってるからな」と、私も後押しをしていたのだ。

「わぁーあー イジメるの嫌やでー 花梨なんて 言い方 きついんやものー」

「ウチはそーいう風に教えられて来たんやからー しよーぅがないやろー でも 悪気ないんやでー」

「香 しばらく お嬢様 捨てやー なりふり構わずやでー」

「誰がお嬢様やのー 水澄のほうこそ お嬢様やんかー」

「そんなことないでー 私は 彼氏を捨てた トップになるためにな」

「なんやのー それは・・・ 一真さんのことか? ウチもそーせーってことか? クラブとは関係無いやん!」

「そう 関係無いよねー でも デートする時間があるんやったらー」

「水澄 そんなん かわいそーや無いの! 水澄とは考え方 ちゃうんやからー」と、若葉はかばっていた。

 私達は5月の連休の後半に4人だけで合宿をすることに決めた。急に決めたことなので・・・いつも、合宿に使わせてもらっている旅館に若葉が連絡を取ってみて、連休中ということもあって満室で断られたんだけど、体育館に布団を敷いても良いからと無理やり頼み込んだのだ。

 当日は朝早く出て、向こうには9時過ぎに着いていて、すぐに着替えて砂浜をランニングして、その後は打ち合いをやっていた。1泊なので強行スケジュールなのだけど、皆で決めたことなのだ。寝るところは、体育館の隅にでもと言っていたのだけど、ご好意で従業員の宿舎というところを使わせてくれたのだ。お昼にも塩こんぶのおにぎりと卵焼きを用意してくれていた。

 香もこれまでと違って右に左に動きが違ってきていたのだ。夕食は一般のお客さんの邪魔にならないようにと言っていたので、6時からで、私達には、そのほうが良かったのだ。ご飯の後も練習するつもりだったから。食事の時は旅館の女将さんが御世話をしてくれていて

「あなた達 熱いわねー 今年は 優勝しなさいよ! 応援してるんだからー 夏も来るんでしょ 待ってるからー」

「ハイ! この花梨はシングルも団体も 2冠とります」

「ちょっとぉー そんなの わかんないじゃぁない」

 食事の後も、試合形式で打ち合って、10時過ぎに、ようやくお風呂に入ったのだ。湯舟に浸かりながら

「香 いつも あんな可愛らしいのん 穿いてるんか?」

「うーぅ? 可愛らしいのって ショーツのことかー?」

「うん  あんなんやったらー 踏み込んだ時 気にならへん?」

「でも アンダーパンツも穿いてるし・・・ だいたいやなー 去年の夏 白浜行ったやんかー あん時 水澄もレースの可愛いのん穿いとったんやん
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