第百五十二話 化学と科学その十二
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「実験の時にね」
「言われたのね」
「あの口調でね」
「何処か軽くて関西弁が強い」
「それで言われたけれど」
それでもというのだ。
「今もね」
「覚えていて」
「今も言うのね」
「そうなんだ、そして」
それにというのだった。
「その通りだってね」
「思ってるのね」
「それで今言うんだ」
「そうなのね、その通りね」
まさにとだ、理虹は古田に頷いて応えた。
「安全がね」
「第一だよね」
「それを忘れたらね」
そうすると、というのだ。
「本当にね」
「取り返しがつかないことになるからね」
「怪我なんかしたら」
まさにというのだ。
「本当に大変だから」
「その時点でね」
「だからね」
それでというのだ。
「古ちゃんの言う通りね」
「そうだよね」
「そんなこともわからないで」
「先生なんかすべきじゃないし」
「怪我なんかする位なら」
「そんな部活入らないことね」
「世の中キチガイがいるんだよ」
古田はこの世の摂理のことも話した、世の中は様々な人間がいてその中には異常者や狂人と言うしかない輩も存在しているのだ。
「やっぱりね」
「そうよね」
「そしてそんなキチガイがね」
「学校の先生にいるのね」
「しかも結構多いから」
教師の中にはというのだ。
「だからね」
「注意しないとね」
「さもないとね」
それこそというのだ。
「自分がだよ」
「不幸になるわね」
「怪我しなくても危ない目に遭ったり暴力受けたりして」
その結果というのだ。
「心に傷受けてトラウマになったら」
「洒落になってないわね」
「トラウマになることだって」
それこそというのだ。
「あるからね」
「そうよね」
「実際虐待みたいな暴力受けたら」
部活で顧問の教師からだ。
「トラウマになるから」
「絶対にね」
「そうなるからね」
それ故にというのだ。
「本当にね」
「そんなキチガイ教師のいる様な部活には入らない」
「入ってもやばいと思ったら」
「辞めて逃げることね、そういえばお父さん言ってたわ」
理虹はここで父に言われたことを思い出した。
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