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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第142話 明かされる過去の話!オーフィスとアカシアの出会い!!
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レッド、今日こそ静寂を明け渡してもらう」
「グルル……」


 黒髪の男は無数の魔力弾を生成して赤いドラゴンに向かって放つ、それに対して赤いドラゴンは溜息を吐くように鳴き声を上げて尻尾を振るい魔力弾を弾いた。


 黒髪の男の名はオーフィス、無限の龍神と呼ばれるこの世界の最強のドラゴンの一体だ。オーフィスは様々な姿を持つと言われていて今は黒髪の男の姿をしている。


 彼の目的は静寂を得る事、その静寂が得られる場所が次元の狭間なのだがそこは『真なる赤龍神帝』と呼ばれるオーフィスと同じく最強の称号を持つドラゴン『グレートレッド』が住処にしていた。


 オーフィスはグレートレッドを追い出そうと戦いを仕掛けそれが何百年も続いた。グレートレッドからすればオーフィスは縄張りを奪おうと無差別に喧嘩を売ってくる通り魔のような存在だった。


 ただグレートレッドも割と喧嘩っ早い性格なので2体のドラゴンはこうして何度も争うのだった。


「これで終わらせる」


 オーフィスは自身の両手に高密度の魔力を集めていく、グレートレッドも口内に灼熱の業火を集めていく。


「ふっ!!」
「グルァァァァッ!!」


 そして鼻垂れた漆黒の光線と赤い灼熱の熱戦、それらがぶつかり合いすさまじい大爆発を生み出した。


 それが空間にヒビを入れて真っ黒な穴を生み出した、それは強烈な力で物体を引き付けようとする。


「むっ……」


 グレートレッドはその場を離れオーフィスも後を追おうとする、しかしその時何処からか針のようなモノが飛んできてオーフィスの腕に刺さった。


 するとオーフィスの体から力が抜けていった、直ぐにその針を抜いたが遅かった。オーフィスの体が動かなくなり穴に引き寄せられていった。


 そしてあっという間にオーフィスを飲み込んだ黒い穴はそのまま消えてしまった。それを見ていたグレートレッドは直ぐに興味を失い次元の狭間を泳ぎ始めたのだった。


―――――――――

――――――

―――


「……ここは」


 オーフィスが穴に吸い込まれたあと気が付けば見知らぬ場所に来ていた。自然豊かな場所で多くの生き物の気配を感じた。


「戻る」


 だがオーフィスは何の興味も湧くことはなかった。オーフィスにとって興味があるのは静寂を得る事だけ、直ぐにそこに向かおうと次元に穴を開けようとする、だが……


「……?」


 力が上手く発揮できずオマケに体が崩れ出した、こんな事態は初めてだと思いながらオーフィスは姿を変えていく。


 そして最終的に少女の体に落ち着いたオーフィス、しかし裸の状態だ。


「グルル……」


 
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