第四十一話 決戦前夜その十一
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「そうされて下さい」
「そうだよな、機械だってな」
「私でもです」
「電源を落としてな」
「じっくりと休み」
そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「朝早く稼働してな」
「皆さんと共にエネルギーを補給し」
「食って飲んで出来る様になったしな」
「試験稼働を行い」
ウォーミングアップの様にというのだ。
「そしてです」
「戦うな」
「そうですので」
「俺達生身と同じだな」
「機械の身体でも」
そうであってもというのだ。
「そうですから」
「それでだな」
「はい」
まさにというのだ。
「私達もです」
「今からだな」
「エネルギー補給の後は」
「準備体操をするな」
「そうします」
「じゃあ一緒にやろうな」
「是非共」
こう話してだった。
実際にそれぞれの組織の者達はしっかりと朝食を摂ってだった。準備体操もしてから首里城に入った。
そのうえでだ、決められた配置についたが。
その首里城にだ、今戦隊の面々は向かっていた。熱田はその中で真剣に考える顔になって仲間達に言った。
「いよいよだね」
「うん、決戦ね」
泉が応えた。
「首里城で」
「これまで色々あったけれど」
「それでもね」
「今回の戦いはこの決戦で終わりだね」
「そうなるわね」
「じゃあ気持ちよくね」
熱田は明るく言った。
「終わらせようね」
「終わりよければ全てよしだ」
鳳が応えた。
「まさにな」
「その通りだね」
「やるべきことは全てやった」
鳳はこうも言った。
「だからだ」
「後はだね」
「そのやってきたことを活かしてな」
「終わりよければにすべきだね」
「そういうことだ、そして決戦が終わればな」
その時はというと。
「もうな」
「どの組織ともね」
「因縁はなくなるからな」
泉にだからだと話した。
「連中がまたおかしなことをしない限りはな」
「何もしなくていいわね」
「平和ならな」
「それが一番だから」
「ジャークマターもシャドーラインもな」
「他の組織も」
「全くだ」
それこそというのだ。
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