第一幕その一
[2]次話
ドリトル先生の長崎での出会い
第一幕 長崎行き決定
ドリトル先生はお医者さんで博物学者です、今では文学も語学も造形が深く兎角色々な学問に精通しています。
その先生にです、王子は先生のお家でこんなことを言いました。
「僕達も随分変わったね」
「何かとだね」
「先生昔煙草吸ってたよね」
王子は先生のこのことを指摘しました。
「そうだったね」
「葉巻とかパイプでね」
「昔はね」
「止めたんだ」
先生は笑って答えました。
「もうね」
「健康の為かな」
「そうなんだ、健康によくないし」
煙草はというのです。
「それで何かと規制も出来たし」
「マナーのことだね」
「マナーは守らないといけないけれど」
それでもというのです。
「何かと厳しくなって買うだけでね」
「色々チェックが出来たね」
「手軽じゃなくなったから」
煙草を吸うことはです。
「それでだよ」
「吸うことを止めたね」
「そうなんだ」
こう王子に答えました。
「今の僕はね」
「そうだよね、それにね」
王子はさらに言いました。
「先生は昔小柄って言われていたね」
「うん、いつもね」
先生はにこりと笑って答えました。
「そうだったよ」
「昔はね」
「それが今ではね」
「一八〇あるからね」
「むしろ大きいとね」
その様にというのです。
「言われてるね」
「特に日本だとね」
「小柄と言われていたのは」
それはどうしてかといいますと。
「貴族と平民ではね」
「体格が違ったね」
「欧州ではね」
「イギリスでもそうだったね」
「暮らしが違っていて」
貴族と平民はです。
「貴族だと豊かでね」
「食べるものもいいね」
「そしてね」
そうであってというのです。
「スポーツで身体も鍛えていて」
「健全な成長が出来るから」
「だからだよ」
その為にというのです。
「貴族の人達はね」
「昔は平民の人達より大きかったね」
「そうした人達が多かったんだ」
「そうだね」
「僕は爵位はないけれど」
「周りに貴族の人達が多かったね」
「学生時代は特にね」
そうだったというのです。
「多くてね」
「その人達の中にいたら」
「どうしてもね」
それこそというのです。
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