第三百七十四話 周辺国家達その六
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「成功すればね」
「七人でやっていきますね」
「外の世界の国家では六ヶ国でね」
「それは大きいですね」
「ええ、もう南米の大半を掌握したね」
「一大勢力ですね」
「そうなるわ、そやけどね」
アレンカールはアマードに焼いた牛肉を食べつつ話した、そのボリュームはかなりののもので見るからに食べがいがあった。
「それで終わりか」
「通過点に過ぎへんですね」
「そうよ、むしろね」
「それからですね」
「そうなるわ」
こうも話すのだった。
「あたい達はね」
「南米の統一と」
「そして中米、カリブ海もね」
「即ち中南米全域の掌握ですね」
「ひいてはね」
それからはというと。
「世界を統一してね」
「その力で世界を救う」
「どう考えてもあたい達だけで世界は救えへんわ」
きっぱりと言い切った。
「二人でも七人でもね」
「はい、絶対に」
アマードも大きな牛肉を食べながら応えた。
「左様ですね」
「この世界に来た時に声にも言われたけれど」
「世界は広く大きく」
「危機は強大でね」
そうしたものでというのだ。
「あたい達星の子がどうして二百三十四人もいるのか」
「そうしたことから考えますと」
「世界を統一してね」
「その世界の力と」
「星の子皆の力を合わせてね」
「向かわんとあきませんね」
「そやからね」
だからだというのだ。
「南米の大半を掌握しても」
「それで終わりやないですね」
「通過点に過ぎへんでね」
そうであってというのだ。
「そこで満足したらね」
「あきませんね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「ほんまにね」
「そこからさらにですね」
「そうなるわ、けどね」
アレンカールは今度は肉と一緒にあるボイルドベジタブルを食べた。バーニャパウダーに付けて食べるそれは人参やブロッコリー、セロリ、ジャガイモ等がある。他には多くのスライスされたトマトがある。
「全ては会談が成功してよ」
「幾ら皆が統一を望んでいても」
「馬鹿なことしたらね」
その時はというのだ。
「会談がおじゃんになってね」
「六ヶ国の統一はなりませんね」
「礼儀正しくマナーを守ってね」
そうしてというのだ。
「決して怒らへんで」
「お話をすることですね」
「丁寧にね」
「偉そうにもならず」
「何やこいつと思われたら」
そうなればというのだ。
「ほんまにね」
「それで終わりですね」
「そやからね」
だからだというのだ。
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