第二章
[8]前話
「そうしようかな」
「じゃあお互い食べましょう」
こうした話をしてだった。
二人はそれぞれの昼食を食べた、そして二人はそれぞれ高校を卒業すると料理の専門学校に入り家の店に入ったが。
雅美はこの時栗橋の家の店にいた、そうして店のカレーを食べて言った。
「美味しいわね」
「確かお家の店で働いているんだよな」
店員の服を着た栗橋はカウンターの席にいる彼女にその中から尋ねた。
「そうだよな」
「そうよ」
雅美も否定しなかった。
「私はね」
「このオフィス街と離れた」
「カレー食べてるでしょ、今」
雅美はこのことから答えた。
「つまりね」
「勉強か」
「色々なお店のカレーを食べてね」
「自分のお店の味に入れるんだな」
「その為にもね」
「うちもそうしてるしな」
栗橋はここでこう言った。
「時々でもな」
「でしょ?」
「同じか」
「そうよ」
「定食屋にもか」
「行かないとね」
「そこにカレーがあるからだな」
こう雅美に言った。
「だからだな」
「そうよ、それでね」
「今うちに来てか」
「カレー食べてるのよ、美味しいカレーがあるなら」
そうした店ならというのだ。
「どのお店にも行ってね」
「食べてか」
「勉強するのよ」
「それで来たんだな」
「また来るわよ」
雅美は栗橋にカレーを食べつつ言った。
「何度もね」
「勉強する為にか」
「美味しいカレーを作ってね」
「それを売ってだな」
「うちはやっていってるからね」
だからだというのだ。
「これからもね」
「そうか、じゃあ食べてくれよ。それでこっちもな」
「うちのお店に来てくれるのね」
「ああ、それで勉強させてもらうな」
店にカレーがあるからだというのだ。
「宜しくな」
「その時はね、美味しいわようちのカレー」
「期待しているな」
雅美に笑顔で言った、そうして彼は実際に彼女の店に行ってカレーを勉強した。そして店のカレーに役立てていったのだった。
定食屋に行かないと 完
2024・12・21
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