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不可能男との約束
ラッキーは無罪
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聖譜顕装を発動させ、武蔵学生は防盾の術式を発動させ、三征西班牙の野球部員が砲撃を発動させ、そして、房栄の道征き白虎が駆け

十字砲火(アルカブス・クルス)!」

立花・ァは十字砲火を剣神に牽制として放ち、道征き白虎の方に駆けようとした。
剣神はそんな妨害は当然として駆けた。
狙いは右脇腹と、左足。
その狙いを強化された視力で即座に読み取り、彼はまず右脇腹の方を避ける事にした。
一歩。
ほんの少し左側に寄る。それで、右脇腹の一撃は意味のないものに処理された。
そして、最後に飛んできた弾には合わせる為に、右足の踏切に力を何時もよりも加える事で、飛翔に近い、疾走をする事により無理矢理合わせた。
ほんの、二、三メートルの滑空ではあったが、タイミングを合わせるという意味では丁度いいという場所を踏みしめ、そして左足で砲弾を踏みにじった。
丁度、脛辺りを狙っていた砲弾は強化された剣神の踏み潰しに耐えられずに、破壊の結果を残した。その事に、ァは自分の援助は難しいという事を悟り、この剣神をそっちの手助けに行かせないという事に専念すると心に決める。
そこで、全ての出来事が関連付けられた。
まず、最初に完成した動きは武蔵の防盾を生み出す行為。
しかし、そこに両の聖譜顕装が力を示し、全員の力と速度が半減されるが、問題ないと思い、構えようとしたところに、三征西班牙の野球部の砲弾が突き刺さる。
人体の下の方。つまり、股間部だけを狙った砲撃に、武蔵学生の女生徒は男子を犠牲にする事によって助かった……と叫び、全員が慄く。
そこに、遂に悲嘆の怠惰の掻き毟りが走る。
当然、そこに旧代と新代の両方の節制がかかる。大罪武装とはいえ例外ではないという事である。
しかし、それこそ悲嘆が、そんな事は知った事ではないと掻き毟りを走らせる。
威力こそ、減衰できているが、それでもまだ艦橋を破壊する力を有している。

「行くよタカさん……!」

「おう……!」

道征き白虎の"道"に乗り、掻き毟りに対して正面から突っ込む房栄と隆包。
共に武装には流体光の光が灯っている。
両の肩とバットと灯っている場所は違うが、どちらも流体に干渉する力を発揮している。
長震動破砕の武装と守りの要の武装が掻き毟りの群れに激突した。
最初に激突したのは隆包のバット。
振り方は典型的なスイング。
既に生涯で何千何百何万何億振るったか解らない型。
染み付いた手順は体を最適な方に当て嵌める。
体が型を作るのではなく、型に沿って体がそうのように勝手に動いてしまうのである。
一撃を入れたら、瞬間的に足首に力を籠め、左に流れそうな体を押し止め、体重を右にかけ、逆にスイングをする。
後はその連続をくれる。
打撃の重連奏。
結果は目の前にKの光が千切れ、花と散る光景であ
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