第百五十二話 化学と科学その六
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「わかるわ」
「そのこともわかるなら」
「いいわよね」
「僕達も見て気持ちがいいしね」
「そうよね」
「安全を守ったうえで楽しむ」
古田はまたこう言った。
「一番いいよ」
「そうあることよね」
「危ないことする俺恰好いいとか」
「馬鹿よね」
「それで何かあったらね」
「余計に馬鹿だし」
「危険かどうかもわからないでさせるなら」
それならというのだ。
「最低だからね」
「先生でもね」
「そうよね」
「もっともね」
「もっとも?」
「いや、普通に化学の実験とかって」
化学部た行うそれはというのだ。
「危ないしね」
「そういうもの使うわね」
「硫酸とか塩酸とかね」
「本当に気を付けないといけないわね」
「だからね」
それでというのだ。
「安全はね」
「注意しないと」
「先生もね」
顧問のというのだ、
「それは義務って言ってもいいよ」
「この実験の成果見ても」
理虹は有機王水の調合を見て話した、そこには元素記号も書かれ実験の経緯と結果が実に細かく書かれている。
「そうよね」
「普通に危険だから」
「安全には気を付けることね」
「ましてやダイナマイトなんて」
「作るなんてね」
「無茶苦茶だよ、自衛隊でもね」
この組織でもというのだ。
「安全はね」
「物凄く気を付けてるわね」
「むしろね」
それこそというのだ。
「自衛隊が一番ね」
「安全に気を付けてるわね」
「普通に爆発するもの一杯あるから」
「火薬とかガソリンとか」
「何でもね」
古田は真剣な顔で話した。
「友達に自衛隊好きの奴いるけれど」
「うちの学校多いわよね」
「合宿の場所江田島でね」
かつて海軍兵学校があり今は海上自衛隊幹部候補生学校があるこの島はというのだ。
「行うし研修でね」
「幹部候補生学校行くしね」
「海自さんのね」
「それで自衛隊好き多いけれど」
「国籍に関わらずね」
「自衛隊ってああした組織だから」
即ち軍事組織だからだというのだ。
「もうね」
「爆発するもの多いわね」
「それで実際爆発事故もね」
「起こったことあるの」
「らしいよ、千葉の方でね」
そちらでというのだ。
「海自さんだったかな、燃料の貯蓄庫が爆発して」
「それでなの」
「そう、本当にね」
それでというのだ。
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