第百五十二話 化学と科学その二
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「扱うには法律あるしね」
「危険物所持法とか」
「それもあるし」
「そんなの作らなくていいわね」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「そもそも何でそんなの作ったか」
「好奇心とか」
「面白いから作るだね」
「そうじゃないかしら」
こう言うのだった。
「それってね」
「好奇心で作ってね」
「大事故起こし絵」
「そして自分達が大怪我したら」
それならというのだ。
「もうね」
「意味ないわね」
「怪我一生だよ」
「そうよね」
「だからね」
「危険なことはしない」
「それはね」
何といってもというのだ。
「絶対のことだよ」
「部活ではね」
「好奇心は大事でも」
古田はそれでもと言った。
「何よりもね」
「安全ね」
「好奇心から色々やって」
「わかるしね」
「出来る様になるけれど」
それでもというのだ。
「安全はね」
「第一よね」
「エジソンさんだって」
発明王として知られた彼もというのだ。
「好奇心旺盛で」
「発明出来たわね」
「けれど色々逸話あって」
「ああ、伝記読んでるとね」
理虹はよく言われ読まれているエジソンのそれから話した、この人は兎角逸話が多く言われ続けているのだ。
「凄いよね」
「そうだよね」
「燃やしたりお薬飲ませたり」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「騒動も起こして」
「危うくってこともあったわね」
「あの頃は安全への考えもね」
「今よりなかったわね」
「そしてどうもね」
古田はさらに話した。
「あの人安全のことはね」
「考えない人だったわね」
「ずっとね」
「何か会社の社員さん酷使してたのよね」
「寝かせずね」
「立派なブラックよね」
「今じゃ確実にアウトな」
そうしたというのだ。
「無茶苦茶な経営者だったよ」
「しかも経営上手くなかったし」
「うん、今一つでね」
「そうだったし」
「そう、そしてね」
それでというのだ。
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