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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
誰、それ?
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警戒しながら進むしかないんだね」
昨日は半日以上頑張っていたクセに、まったく疲れを見せない若いカップルが、真剣に話し合っている。

「じゃぁさ…進む先にメラを飛ばして、燃やしていけば明るく安全に行けんじゃね?」
昨日程バカップルをしていないアルルとティミーの会話に、歌うのを中断し口を挟んだのはリュカ…
「また馬鹿な事を…この先に何があるか分からないのに、めったやたらにメラを使ったら、大惨事になるかもしれないじゃないですか!」
「そうですよ!それに、そんな無意味に魔法を使って、いざ戦闘になったら魔法力が尽きました…って事になったら大変でしょ!」
勇者カップルはイチャイチャしてはいないのだが、それでも仲良くリュカの意見に凄い勢いでダメ出しする。
「ちょっと言ってみただけなんだから、そんなに怒らなくてもいいだろ!」
アルルとティミーの総攻撃に、口を尖らせ拗ねる最年長者…

「でも…魔法で何とかするって考えは良いと思います!」
するとマリーが何かを思い付いて、リュカの提案を支持し始めた。
「ま、魔法って…メラは危ないわよ!下手すると森林火災とかの原因になるかもしれないし…」
何時もの常識人に戻ったアルルが、マリーの意見も否定する。
「ちっちっちっ…私が言ってるのは魔法でって事よ!何もメラ限定じゃ無いわ!」
右手人差し指を立て、左右に振りながら否定された事を否定するマリー…誰もがその態度にイライラする。(ウルフは除く)
「つまりどういう意味なの!?勿体ぶってないで、早く説明してよね!」
「んも〜…アルルお義姉ちゃんはお忘れですかぁ?つい最近、光る魔法を目撃した事を!」

周囲のイライラは止まらない。
ウルフだけは嬉しそうに彼女を見つめる…
果たしてマリーは何を言いたいのか…
つい最近目撃した光る魔法って…?




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