第一章
[2]次話
新社長は家庭人
新しく社長になった渡幹彦は長方形の顔で黒髪をスポーツ刈りにしていてきりっとした顔立ちである、背は一七五位で引き締まった顔で実に厳しそうだ。
だが彼は社長になるとすぐに社員達に言った。
「定時出勤と退社はですか」
「原則として週休二日もだよ」
専務の大久保博也小柄で髪の毛が殆どなくなった太っている彼に話した。
「徹底させる、どうしてもという時でないと」
「早朝出勤も残業もですか」
「しないでね」
そうしてというのだ。
「自分の時間を過ごすんだ、特に家庭はね」
「大事にですね」
「そうするんだ」
こう言って実際にそうさせた、それは会社の重役達も同じで。
会社人間の大久保も早朝出勤や残業に休日出勤をしなくなり家によくいる様になった、すると娘で大学生の聡美母親似で大きな二重の奇麗な目に色白で形のいい顔に奇麗なピンクの唇を持つ黒いショートヘアで小柄でスタイルのいい彼女に言われた。
「お父さん最近よくお家にいるわね」
「会社の方針で残業とか基本なくなってね」
「それでなのね」
「お父さんもだよ」
家でくつろぎながら話した。
「こうしてね」
「お家によくいる様になったのね」
「そうなんだ」
「よかったじゃない」
娘はここまで聞いて父に笑顔で言った。
「そうなって」
「よかったんだ」
「だって前のお父さんずっと働き詰めで」
そうした日々を送っていてというのだ。
「結構疲れた感じだったし」
「そうだったんだ」
「それがなくなってね」
それでというのだ。
「穏やかな顔になってるし。長生きするわよ」
「長生きはしないとね」
「そう、それでいい老後過ごしてね」
「お母さんとだね」
「そうしてね」
娘は笑顔で言った、彼は妻とも一緒にいる時間が多くなり以前は悪くなかったがそれでもいいとも言えなかった家庭の環境がよくなった、それでだ。
社長で方針を定めた渡に話すとだ、彼は微笑んで今度自分の家に来てくれと言った。大久保はそれならと彼の言葉に頷いてだった。
彼の家、社長だけあって結構な一戸建てに行くとだった、上品な奥さんと清潔な感じの息子さんと娘さんそれに多くの猫達もいてだった。
彼等と会って楽しい時間を過ごした、特に猫達とだった。
その猫達に囲まれて一緒に奥さんが作ってくれたカルパッチョやマリネ、トマトとモツァレラチーズを食べつつだ、白ワインを飲みつつ話したが。
渡は大久保にだ、グラスの白ワインを飲みながら話した。
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