第四十一話 決戦前夜その七
[8]前話 [2]次話
「しかしな、酒はな」
「そういえば今ヤーブン殿は」
「ああ、酒じゃなくてな」
「牛乳を飲んでいますな」
「これがいいんだよ」
「よい睡眠には」
「だからな」
酒を飲まずにというのだ。
「牛乳を飲んでな」
「寝るのですな」
「そうするな」
実際にというのだ。
「今夜は」
「うん、僕も飲むよ」
ヨドンナも牛乳が入ったカップを持っている、そしてその牛乳を実際に飲みながら言うのであった。
「こうしてね」
「そうだよ、酒もいいけれどな」
「牛乳もいいね」
「美味くて身体によくてな」
「寝る前にもね」
「飲むといいんだよ」
「そうだよね」
「酒は好きだぜ」
ヤーブンは素直に述べた。
「しかしな」
「酒は身体に影響が出る」
ギルも牛乳を飲みつつ話した。
「それもだ」
「寝る時はな」
「完全に熟睡出来なくなる」
「だからじっくり寝たいならな」
「飲まない方がいい」
「そうなんだよな」
「兵達にも今夜は禁じている」
飲酒をというのだ。
「完全に寝られなくてはだ」
「満足に戦えねえ」
「だからだ」
その為にというのだ。
「今宵はな」
「皆酒は飲まないでな」
「他のものを飲ませている、ただしだ」
こうもだ、ギルは言った。
「濃いお茶屋コーヒーもだ」
「駄目だよな」
「そうしたものは眠れない」
「目hが冴えてな」
「仕事の時に飲むものであり」
そうであってというのだ。
「あくまでだ」
「寝る時はな」
「飲まないことだ」
「だからこうした時は牛乳だな」
タンクジョーはその体格に合わせた大きなカップで牛乳をごくごくと飲んでいる、そうしつつ言うのだった。
「そうだな」
「そうそう、牛乳よ」
マーダッコも飲んでいる。
「お肌にもいいしね」
「牛乳はいいこと尽くめですね」
「飲むとね」
メタルエーに答えた。
「あんたも人間の姿の時お肌奇麗だから」
「牛乳を飲むとですね」
「人間になった時にね」
「いいですね」
「あたいだってね」
今も飲みつつ言う。
「それでよ」
「お肌が奇麗になりますね」
「今も人間になった時もね」
どちらもというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ