第四十一話 決戦前夜その六
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「やはりです」
「こうした時はな」
「よくです」
まさにというのだ。
「休むことです」
「大事を取ってな」
「はい、そして」
「明日はだ」
まさにというのだ。
「全てを賭けてだ」
「戦うべきです」
「そういうことだ、ではな」
「皆飲みましょう」
「いいか、酒に頼って寝るな」
ギルもまたそれは禁じた、戦隊の者達が言っていたとは知らないが。
「睡眠薬にだ」
「頼らないことだな」
「しっかりと腹一杯食ってだ」
そうしてとだ、ワイズルーに応えてさらに言った。
「そうすれば眠くなるからな」
「そのうえで寝ることだな」
「そうだ、いいな」
「その通りだ」
ワイズルーはギルの言葉をよしとした。
「やはりだ」
「そうして寝ることだ」
「そうすればいい睡眠になる」
「睡眠にも質があるのだ」
ギルは強い声で言い切った。
「深く長くだ」
「寝ることだな」
「確かな姿勢でな」
こちらの話もした。
「そうあることだ」
「その通りですね」
ナリアも同意であった。
「やぱりです」
「寝るにしてもだ」
「どう寝るかがでる」
それがというのだ。
「大事です」
「それを間違えるとだ」
「疲れが取れません」
「だからだ」
その為にというのだ。
「しっかりと食ってだ」
「そのうえで、ですね」
「満腹になったうえでな」
「よく寝ることですね」
「そうするのだ、いいな」
「はい」
ナリアはまた応えた。
「私もです」
「そうなのだな」
「はい、身体はどうであろうとも」
「機械でもな」
「休息は必要であり」
そうであってというのだ。
「それで、です」
「よく休み」
「決戦に備えます」
「働き過ぎはよくねえ」
ヤーブンも言って来た。
「もうそれはな」
「誰でもですな」
「そうだよ」
ネロにその通りだと答えた。
「そしてよく寝たいならな」
「その時は」
「腹一杯食うことだけれどな」
睡眠にいいのはというのだ。
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