第十二幕その九
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「あの頃の再現の様にね」
「パーティーの様式に合わせてね」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「あの頃のカメラを出して」
「撮っていこう」
「僕達がね」
「それは凄く楽しそうだね」
ジャックはもう是非にやろうという感じでした。
「それじゃあね」
「ジャックも参加するね」
「やるならね」
それならというのです。
「是非ね」
「それではね」
「こうした時に知恵を出してくれるから」
それでと言うトトでした。
「かかしさんは凄いよ」
「そうなのよね、私達のピンチを救ってくれて」
ドロシーはトトに笑顔で応えました。
「こうした楽しい時もね」
「もっと楽しくなることを閃いてくれるから」
「だからね」
それでというのです。
「頼りになるのよ」
「全くだね」
「いつもね」
「いい閃きだわ」
オズマはかかしににこりと笑って応えました。
「それではね」
「やってみるね」
「そうしましょう」
こう言うのでした。
「私達主催側がね」
「皆を撮っていこう」
「カメラでね」
「あの頃のカメラは撮るのに時間がかかって」
外の世界のカメラはというのです。
「撮られる人達も撮影が終わるまでじっとしていなくてはいけなかったけれどね」
「ああ、そうだったね」
臆病ライオンがまた応えました。
「あの頃のカメラはね」
「撮る方もでね」
「時間がかかって」
「瞬時に撮るなんてね」
そうしたことはというのです。
「とてもだよ」
「無理だったね」
「そして白黒だったしね」
「今じゃ想像出来ないんだよね」
魔法使いが笑顔で言ってきました。
「撮るのに時間がかかってね」
「撮られる人達もね」
「しかも白黒なんてね」
「本当に今だとね」
まさにというのです。
「想像も出来ないよ」
「そうだったんだよね」
「けれどあの頃はまさに最先端の技術だったから」
「パーティーを盛り上げるにはね」
「最適だね」
「そうだね」
「本当にいい閃きだよ」
かかしに笑顔で言うのでした。
「君らしいね」
「そう言ってくれて嬉しいよ」
「それではね」
「やっていこう」
「そうしよう」
こうしてです、かかしの閃きでオズマ達主催者側ホスト役の人達はカメラを手に撮影をはじめました、そうするとです。
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