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夢幻水滸伝
第三百七十三話 ブラジルからその十四

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「誰がそんな部活で頑張るか」
「生徒をそう思う教師の下で」
「その活動が好きな人でもね」
「サッカーなりですね」
「相当好きやないとね」
「やる気をなくして」
「殆どの人がそうなってね」
 そうしてというのだ。
「顧問の言うことも聞いているふりで」
「聞かなくなり」
「やがてはよ」 
「崩壊しますね」
「そうなるわ、それは部活だけやなくて」
「どんな組織にも言えますね」
「人を粗末に扱うならね」 
 そうであるならというのだ。
「これは生きものも同じで」
「命あるものは大事にせえへんとですね」
「必ずね」
「やがて崩壊しますね」
「そうよ、そしてあたいはそんな奴が嫌いやから」
 命を粗末にする、そうした輩はというのだ。
「そやからね」
「人も獣やモンスターもですね」
「見捨てへん、粗末にせえへんで」
「働いてもらっていきますね」
「そうしていくわ、そのうえでね」
「アマゾンの獣やモンスター達もですね」
「大事にね」
 確かな声で言った。
「そうしていくわ」
「僕もその考えです」 
 アマードも確かな声で答えた。
「やはりです」
「命は大事にせえへんとね」
「自分がやられると嫌ですし思いやりは」
「ないとね」
「自分さえよければええ、優しさがないでは」
「例え表面上仲よくなっていてもね」
「実は、ですね」
 周りの者達はというのだ。
「忌み嫌いますね」
「そうなるわ、それで何かあるとね」
 その時はというのだ。
「周りは誰もよ」
「助けへんですね」
「そうなるわ、そやからね」
 だからだというのだ。
「そんな奴にはぜったいにならへん」
「思いやり、優しさも忘れへん」
「それが大事よ」
「人としてですね」
「そうよ、この世界でもそのことは忘れへんで」
「やっていくことですね」
「そうしましょう」  
 こう言ってだった。
 アレンカールはギアナやスリナムへの領土拡大を進めていった、そしてそれは順調に完了したのだった。


第三百七十三話   完


                  2024・10・8
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