第三千八百二十六話 生贄がなくなった時代
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第三千八百二十六話 生贄がなくなった時代
日本はドイツにお話しました。
「確かに松江城にはそうしたお話がありますが」
「それでもだな」
「毛利元就さんのお話もありますし」
「生贄がなくなっていった時代でもあるな」
「あの頃の私は」
「そうだな」
「織田信長さんもです」
この人もというのです。
「安土城の石垣は」
「放置された墓石や地蔵はか」
「あれは全てです」
「只の石をみなしていなくてだな」
「あの人なりの信仰心がありまして」
これまで完全な無神論者と言われていましたが。
「結界に用いておられました」
「そうだったな」
「そして人柱は」
「用いていなかったな」
「そうしたものを用いておられました」
「そうなっていった時代だな」
戦国時代そして安土桃山時代はそうした時代でもありました、日本はドイツにこのこともお話しました。
第三千八百二十六話 完
2024・12・16
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