第百五十一話 お気に召すままその十四
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「まんまと引っ掛かってね」
「騙されて」
「信じ込んでね」
そのうえでというのだ。
「利用される人もいるんだ」
「嘘吐きね」
「本当にもっともらしいことを言うんだ」
「難しい言葉の羅列で」
「けれど実はね」
「嘘なのね」
「うん、だから難しい言葉とかはね」
そうしたものはというのだ。
「信じない方がいいよ、音楽とか技術で知識が必要で」
「その知識がないと読めないものもあるわね」
「そうだけれどその知識があったらね」
それならというのだ。
「簡単に読めるのならね」
「真理ね」
「そうだよ、本当に何を言ってるのかわからない文章なんて」
「意味はないわね」
「実は中身がないかね」
「嘘ね」
「そんな類だから」
「読まない方がいいのね」
「うん、幾ら何でも何を書いてるかわからないうちは教祖で」
思想の世界で持て囃されてというのだ。
「普通にわかる文章書く様になったら普通になって挙句テロや殺人やって権力やお金や女の人ばかりの教祖を一番浄土に近いというなら」
「馬鹿過ぎるわね」
「もう最初からね」
まさにというのだ。
「たかが知れてるよ」
「持て囃されていた頃から」
「何を書いてるかわからない文章書いてた時からね」
「何でもなかったのね」
「そうだよ、行き着く先がそんなのなら」
犯罪を平然と行い私利私欲しかない輩を崇拝するならというのだ。
「もうね」
「物凄い馬鹿ね」
「僕等よりずっとね」
「思想家でも」
「その辺りの高校生よりずっと酷い」
そうしたというのだ。
「最悪の馬鹿だよ」
「そんなものね」
「難しいイコール凄いじゃないよ」
断じてというのだ。
「それはもうまやかし、詐欺ってね」
「思うことね」
「そこを間違えるとね」
「大変なことになるかも知れないわね」
「嘘を信じ込んで騙されて」
「間違えるのね」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「決定的にね」
「そうはなりたくないわね」
「そうだね、知識人って言われる人が」
「騙されるのね」
「頭いい筈なのに」
知識人に対してのイメージをそのまま話した。
「そんな人達がだよ」
「難しい言葉を信じ込んで」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「おかしな影響受けてたんだよ」
「難しい文章書くだけの人から」
「昔もそうでね」
そしてというのだ。
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