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混沌の魔術師と天空の巫女
序章 始まりと出会い
別れとギルドと約束
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なっていた。

「これは・・・!?」

「わぁ、たくさん人がいるね!」

「どうなってんだ・・・一体・・・!?」

「君、こっちへ来なさい。」

じいさんに呼ばれ、俺はじいさんの所へ来た。

「これはわしの魔法じゃ。」

「魔法!?」

「あの子のためにわしが作った幻に過ぎん。」

「どういう事だ・・・!」

「わしは・・・本当はニルビット族じゃ・・・。」

「ニルビット族・・・?」

「そうじゃあ・・・。」

じいさんは話を続けた・・・そこには・・・
悲しい話とニルビット族の悲劇があった・・・。

「・・・・・。」

「そういう事じゃ・・・。」

「いいのか・・・俺とウェンディのために・・・。」

「あの少年のあまりのまっすぐな眼につい承諾してしまったのだ・・・。」

「ジェラール・・・。」

「たぶんその者はお主ら2人のためにやったとわしは思う。」

「・・・そうかもな。ありがとうじいさん、いやマスターと呼んだ方がいいなぁ。」

「そうかもな。」

「コージーーー!こっち来て!私達のお家があるよーーー!!!」

「行ってやりなさい。あの子のために。」

「はい、そうします。ウェンディ!」

俺はウェンディの元へ行った。

























夜・・・俺達が住む事となった家で・・・

「ギルドの名前は覚えた?」

「うん、魔導士ギルド、『化猫の宿(ケット・シェルター)』!」

「そうだ、よく覚えたな。」

「うん。ねぇ、ジェラールはどこ。どこにいるの?」

「・・・・・。」

そうだった・・・その事を話さないとな・・・。

「・・・ゴメン、ウェンディ。」

「?」

「ジェラールは・・・行っちまった・・・。」

「!?そんなぁ!!」

「ウェンディ!俺の話を聞いてくれ!ジェラールの事も話すから・・・頼む。」

「・・・うん。」

「ジェラールは本当はアニマっていうのを探すために旅をしていた。
 途中で俺達と出会って、本当は俺達をギルドに預けようとした。
 俺達はジェラールと一緒にいすぎて、こんなことになっちまったんだ。
 だから、本当は俺達はジェラールのために考えれば、こうした方がいいんだ。」

「・・・コージは、それで納得するの・・・?」

「ジェラールに頼まれたんだ。お前の事をな。」

「えっ?」

「俺とお前は滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)で、お前は親を探す。
 でも、今のお前を1人にさせるのは心配になる。だから・・・」

俺はウェンディにこう言った。

「俺が一緒にいてやる。寂しか
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