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八条学園騒動記
第七百七十九話 お茶についてもその五

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「それでわかるのね」
「それぞれの軍服の違いがね」
「そうなのね」
「ええ、だから同じ様でね」
「それぞれの国で違うのね」
「そうなの」
 これがというのだ。
「軍服はね」
「それで韓国軍の軍服は」
「実はなのよ」
 彰子に飲みつつ話した。
「そうなっているのよ」
「そうなのね」
「今の日本軍の軍服は」
 アンネットは彼等の話もした。
「旧帝国海軍の軍服よね」
「そう、それを忠実にね」
 彰子もこのことは知っていて答えることが出来た。
「再現したのよ」
「そうよね」
「陸軍の軍服もあるけれど」
「陸戦隊ね」
「日露戦争の時のね」
「帝国陸軍の軍服よね」
「ええ、ただあの頃海軍に夏服はなかったけれど」
 それでもというのだ。
「二次大戦頃で」
「夏服はその時のよね」
「白い詰襟はね」
「そこは違うわね」
「けれど基本はね」
「日露戦争の頃の軍服よね」
「そうなの」
 実際にというのだ。
「黒いボタンのない詰襟よ」
「兵隊さんはセーラー服ね」
「そうなってるわ」
「そうよね」
「ただね」
 彰子はこのこともだ、ここで話した。
「食べるものと場所はね」
「同じよね」
「食堂でね」
「そこで食べるわね」
「昔はね」 
 かつての帝国海軍ではというのだ、二次大戦までの日本海軍はイギリス海軍を手本にしていて食事もそうであったのだ。
「士官の人は士官室でね」
「士官の食事食べてたのよね」
「そうだったのよ」
「そこは違ったわね」
「ええ、完全にね」 
 そう言っていいまでにというのだ。
「今とはね」
「そうよね」
「連合は階級がないから」
「皆同じ場所で同じもの食べるけれどね」
「そうだけれど」
 そうなっているがというのだ。
「そこはね」
「昔は違ったのよね」
「ええ、ただ軍服もなのね」
 彰子はビールを飲んでから応えた。
「韓国は日本を見てなのね」
「着ているのよ」
「日本軍のを」
「そうなのよ、編成とか戦略もね」
「日本を見てなのね」
「やってるみたいよ」
 そうだというのだ。
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