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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
凱旋→パレード→お家騒動→脅し→そして祝賀会…何、この順序?
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ろうけど、観ていて気分の良いもんじゃないわ。

「ル、ルビス……? せ、精霊神ルビス…様!?」
お、皆さん動揺してますわ。
そりゃそうか…この世界の創造主にして全知全能の女神様なワケだし…
“全知全能”?…コイツがぁ〜(笑)

「ほ、本当にルビス様ですか!?本物の精霊神ルビス様で在られますか!?」
「はい。大魔王ゾーマの力で石像に封印されておりましたが、アルルの活躍により救出されました。それ以後は彼女等と共に、大魔王ゾーマを討伐する旅へ赴いておりました」

「ルビス様…申し訳ございません、いくらルビス様の命令でも、これだけは認める訳には参りません!事は国家の威信に関わる事…跡取りの親が夫婦でないなどと…あってはならない事なのです!」
王様を始め、家臣の人々も恭しく頭を垂れる…
しかし気持ちは変わらない様で、お姫様と結婚する事を取り消さない王様。

「はい残念ティミー君!お前の作戦は失敗した様だよ」
そうね…これ以上話し合いを行っても平行線でしょうし…お兄ちゃんが立案した作戦は大失敗って事よね。

「くっ…では父さんならどうするんですか!?」
ニヤニヤしながらダメ出しをするお父さんに、悔しながら代案を提示させるお兄ちゃん。
きっと初めから代わりの作戦があるのだろうと私は思いますよ。

「僕?…そんなの簡単。プランBに移行するだけだよ!」
ほらね…
でも、“プランB”って何かしらね?

「「「プランB?」」」
お兄ちゃんとオルテガさんとルビスちゃんが、キレイに声を揃えて聞き返す。
「また適当な事を…」
でもお兄ちゃんは悔しさから、反抗的な台詞を…

「そう…きっと上手く行かないと思ってたから、僕なりの解決方法を考えておいたんだ!」
きっと上手く行かないなんて、酷いわよね…お兄ちゃんが彼女の父親の為に、一生懸命考えた作戦なのに。
でも私も上手く行かないと思ってたわ。

「いくらリュカの頼みでも、この件に関しては口出しはさせん!余計な事を言うでないぞ!」
あ、この王様(ばか)…お父さんに力押しは効かないのに…
余計厄介な事になるって分からないのかしらね?

「あ゙…口出しぃ〜?………ビアンカ、マリー…」
一気に不機嫌な顔と口調になったお父さん…
私とお母さんに目と指で合図を送る。

事前に何も聞いてはいないが、大体予想はつく…
お父さんの指が、王様の右側の人の居ない所を指す。
だから私は、威力を落としたイオラを、その方向に向かって放ちます。

壁に大きな穴を開け、風通しを良くしました。
お母さんの方を見ると、私とは逆の壁に掛けられていた絵やカーテン類を、ご自慢のメラミで灰にします。
あ、一応断っておきますけど、死傷者は0ですよ。

「一つ聞く…ラダトーム国王、お前
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