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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
アレフガルドの夜明けばい!
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”なんて許されないわよね!
そんな事したら、お父さんが次の大魔王になっちゃいますよね。

「ルビス様…何とかならないのですか?アリアハンにはお爺ちゃんを残してきたんです。家族揃って無事を伝えないと………」
いいんじゃね、あんな俗物は放っておいても?

「ごめんなさい…私だけの力ではどうにも…た、魂だけなら送れるんですけど…」
「魂だけ?ねぇルビス…それって『転生』ってヤツか?」
なるほど…つまり私とお父さんは、元居た世界の神(っぽい奴)に魂だけ追い出されたのね。

「そうです転生と呼ばれてますね…よくご存じですね!?」
「あぁ…うん。経験者だから!」
「え?父さん、経験者って…」

………って、オイ!
こんなところでカミングアウトすんのかよ!?
一生の秘密にしないのかよ!

「ん?…うん。僕は転生者だ!以前は別の世界で違う人生を送っていたけど、どういうワケだか分からんけど、パパスとマーサの息子…リュカとして生まれ変わったんだ。だから見た目より人生経験豊富です!」

「か、母さんはご存じだったんですか!?」
「知っていたわよ…でもそれが何?リュカはリュカでしょ。どんな人生を送っても、貴方の父親に変わりはないでしょ!?」
うん。その通りだ!
転生者だろうが、お父さんはお父さんだ。

「あはははは…これで分かったろティミー。僕は大した人間じゃないんだ…グランバニアの治世も、前世の記憶をフル活用しているだけ!僕が自ら発案したワケじゃないんだよ」
いや…それでもお父さんは凄い人だと思います。
面倒なトラブルメーカーだけどね。

「前世では『周囲に迷惑をかけてはいけない』と教わらなかったんですか?」
あははははは。
きっと教わってきたのだろうけど、今の自分の行為が迷惑行為だと思ってないんだよ。
非常識人だから!




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