第四十話 決戦の時が迫りその十三
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「だからね」
「よくないだろ」
「そのことがわかったよ」
「実際にやってもな」
「それで何かを手に入れても」
侵略によってというのだ。
「維持できなかったりね」
「奪い返されもするな」
「そうなってね」
それでというのだ。
「元の木阿弥になるから」
「だから今のあいつ等はな」
「内政をして豊かになって」
「遊んでる方がな」
「彼等にとってもいいね」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「その方がな」
「ずっといいよ」
「そうだよ」
宝路の言葉は変わらなかった。
「本当にな」
「その通りだね」
ステイシーも頷いて応えた。
「そのことは」
「お互い今のままやっていけたらいいですね」
クロダはこう述べた。
「決戦の後は」
「そうだね」
ステイシーはクロダの言葉にも頷いた。
「そのことは」
「そうですね」
「うん、そしてね」
「どうもです」
「どうも?」
「今あちらにいるのは」
それぞれの組織にというのだ。
「遊び好きな」
「ああ、そうした人多いね」
ステイシーはまさにと応えた。
「言われてみると」
「そうですね」
「クレオンとかワイズルーとか」
「他にも」
「有明の方にしても」
「遊び好きですね」
「そうした人多いよ」
まさにというのだ。
「実際に」
「そうですね」
「うん、そして」
それにというのだ。
「内政でいいというのなら」
「それを選ぶね」
「そうした顔触れですね」
「うん、悪意はね」
それはというのだ。
「本当にね」
「ないですね」
「ある連中は前に一塊になって僕達と戦って」
ダグデド達のことを思い出しつつ話した。
「もうね」
「皆倒しました」
「そうなったからね」
だからだというのだ。
「今残っているのは遊び心があるか」
「話のわかる面々ですね」
「有り難いことにね」
「バスコ達は論外だったわ」
ミルフィが忌々し気に言ってきた。
「本当にね」
「そうだったね」
「けれどああした連中はね」
「前に僕達がまとめて倒していなくなって」
「今いる相手はね」
「ああした悪意に満ちた連中じゃないよ」
「そう、悪意があるとね」
そうした者達はというと。
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