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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
強すぎると言う事は、卑怯な事である!と思った。
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てる様に怒鳴るゾーマさん。

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ…………………」
そして突如此方に向かって突進してきた!
ぶっちゃけマッタリしていた私達はビックリ仰天!!

何も出来ず固まっていると…
「リュカちんと戦っていたのだから、いきなりこっちに来んじゃねーよ!」
と、ダンディー勇者オルテガさんが剣を抜き放ち嘯く。

「まったくです…折角楽してたのに…」
私の格好いいお兄ちゃんも、ニヒルに呟くとオルテガさんと共に、突進してくる大魔王ゾーマを切り捨てる!
めちゃんこ格好いいッス!




結局ゾーマを倒したのは、オルテガさんとお兄ちゃんだ。
「僕は約束通り、ゾーマと戦っていたよ。そっちに向かったのは僕の所為じゃ無いからね。つか、戦闘しないからって気を抜きすぎだったんだよ!もっと緊張感を維持しなきゃ…ねぇ、オルテガっち!」

しかし最終決戦を行っていたお父さんは、人間の姿に戻り勝手な主張で自身の正しさを主張する。
その言い方が、何時もの緊張感に欠ける口調なのでむかっ腹が立つ。
きっと私だけではないだろう…

「な、何が『僕の所為じゃ無い』よ!さっさとトドメを刺してれば、こんな事にはなったんでしょ!」
ほら…小うるささ代表のアルルさんが怒ってるもん。
まぁ、そんな事を気にするお父さんではないけどね。

「しょうがないじゃんか…ダメージを与えても回復しちゃうんだよ!精神的に追い詰めるしかないじゃん!そこんとこ解ってないなぁ…」
「あんだけ圧倒的な強さだったんだから、その気になればトドメの一つくらい刺せたでしょ!」

私もアルルさんの意見に賛成だ…
けど、ゾーマが突進してきた時に何も出来なかった勇者(アルル)さんには何も言えない気がする。
口に出して言うと、またややこしくなるから黙ってるけどね。




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