暁 〜小説投稿サイト〜
DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
強すぎると言う事は、卑怯な事である!と思った。
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に気付かず、ウルフに対して憤慨し続ける。

「こ…この馬鹿が………マヒャド!!」
「うわぁ、あぶねー!………何すんだよいきなり!?『美少女大魔王ゾーマちゃん』疑惑を創り出したのは僕の所為じゃないって言ったろ!僕達被害者同士じゃないか…なのにいきなりマヒャドって……何なのサ!」
何であの距離で魔法を避けられるんだろう?

「こ、この距離で避けるとは………」
「そりゃ避けるよ。何なのお前!?」
違う!避けた事が驚きなのではなく、避けれた事にビックリなのだ!

「キサマ…ここには何しに来たんだ!?」
いい加減話が咬み合わない事に苛ついたゾーマ…
あり得ない事に聞いちゃったよ。

「何って…………………………あぁ…そう言えば戦いに来たんだ…話が合いそうだったから忘れてた(笑)」
………嘘だと言って。
ゾーマをコケにする為のお芝居だと言って。

「……………」
あぁ…大魔王様にまで呆れられてますわ。
見下す事もアホらしく思えてるのでしょうね。

しかし、突如ゾーマは凍える吹雪で攻撃を仕掛けてきた!
きっともう終わりにしたかったんだと思います…
でも…

「ちょ…危な…ヤメロって!」
と軽い口調でお父さんはこれも避けきり、逆に攻撃する。
“ドゴッ!”と大きな音と共に、ドラゴンの杖で吹き飛ばされるゾーマ。

「お前…いきなりは卑怯だろ!」
吹き飛ばされ蹲るゾーマに対し、闘志0の口調で怒るお父さん。
ゾーマはお父さんより二回りは大きいのだが、軽く吹き飛ばすなんて凄いと思う。

「やるではないか…ワシを吹き飛ばすとは…しかし如何に強かろうと、ワシの前では全てが無意味!」
格好悪く吹き飛ばされたクセに、偉そうな態度のまま先程までの位置に戻り大口を叩く大魔王様。

だが言うだけの事はある…
お父さんの攻撃を受けた箇所が、見る見る回復して行く。
これが闇の衣の効果か!?

「クックックッ…ワシは不死身…この闇の衣がある限り、ワシに幾らダメージを与えても、即座に再生して行くのだ!さぁ、絶望せよ!それこそワシの喜び!」
光の玉を使わなきゃ!
私は目でルビスちゃんに訴える。

「リュカ…竜の女王から戴いた『光の玉』を使うのです!それでゾーマの闇の衣は無力化出来ます!」
そうよ、永遠に回復し続けるなんて卑怯じゃん!
私達はウルトラアイテムで応戦よ。

「何…『光の玉』って?僕の股間の双玉(そうぎょく)とは違うの?」
「「「……………」」」
や、やばい…
考えたくないけど、やっぱりあの人は馬鹿なのかもしれない…

「ち…ちげーよバーカ!アンタ、ラダトームでバコタを騙す為にアルルから受け取っただろ!アレだよ!『無くした』とか言うんじゃねーゾ!」
あぁ…何時も品行方正なお兄ちゃんが、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ