第十二幕その一
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第十二幕 とても楽しいパーティー
パーティーの日が近付いてきました、その時にはドロシー達も都にある宮殿に帰っていてそうしてでした。
そのうえで皆でパーティーに参加する準備に入りました、ドロシーはその中でオズマにこうしたことを言いました。
「使節団でお会いした人達とね」
「今度はパーティーでお会い出来るから」
「凄く嬉しいわ」
「そうよね、私もね」
オズマもにこりと笑って応えます。
「楽しみよ」
「そうよね」
「あまりにも楽しみで」
そうであってというのです。
「仕方ないわ」
「そうよね」
「ドレスを着てね」
「美味しいものを飲んで食べて」
「そしてダンスを踊って」
「音楽も聴いて歌って」
「楽しみましょう」
こう言うのでした。
「皆でね」
「是非ね、ただね」
ここでドロシーはオズマに王宮の中で考えるお顔で言いました。
「一つ気になることがあるわ」
「どうしたの?」
「今回のパーティーは二十世紀初頭のものよね」
「ええ、そうよ」
オズマはその通りだと答えました。
「二十一世紀、今のものでなくてね」
「その頃のものね」
「十九世紀後半の雰囲気もあるわ」
こちらもというのです。
「その頃のアメリカのね」
「パーティーね」
「そうなのよ」
「じゃあ丁度ね」
ドロシーはそう聞いて言いました。
「私達が出会った頃で」
「貴女がオズの国に来たね」
「その頃で」
そうであってというのです。
「四姉妹の人達やジュディさん達にとっては」
「まさにね」
「外の世界にいた頃ね」
「その頃のね」
まさにというのです。
「パーティーよ」
「そうなるわね」
「あとイギリスの雰囲気も」
こちらもというのです。
「入っているの」
「あの国もなのね」
「だからね」
それでというのです。
「セーラさんやロビンソンさん達にもね」
「スクルージさんやジムさん達にも」
「皆にとってね」
まさにというのです。
「楽しいものになるわ」
「それは何よりね」
「お客様に楽しんでもらう」
招待したというのです。
「それがパーティーで大事なことでしょ」
「ええ」
ドロシーはその通りだと答えました。
「まさにね」
「そうでしょ、じゃあね」
「パーティーは」
「十九政後半から二十世紀初頭のアメリカにね」
「イギリスね」
「その様式よ」
こうお話します、そして実際にでした。
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