第三千八百二十話 こうした話は他にも
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第三千八百二十話 こうした話は他にも
ドイツは日本と一緒に天守閣の中に入ってから言いました。
「このお城だけではないな」
「人柱のお話はですね」
「それはな」
「先程お話した通りです」
日本は深刻なお顔で答えました、一緒に天守閣の中を登っていって今は最上階から外を眺めています。
「お城にはよくあるお話でして」
「橋にもだな」
「あります」
「そしてどの国でもな」
「戦国時代でもありまして」
それでと言う日本でした。
「毛利元就さんは迷信としてです」
「しなかったか」
「言葉を刻んで」
石にというのです。
「それをお城の守りとしました」
「その方がいいな」
「ですがまだ行う人もいまして」
「このお城にもあるか」
「左様です」
日本は深刻なお顔のまま答えました、その松江城の天守閣の中で。
第三千八百二十話 完
2024・12・13
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