第三千八百十八話 絶えたのは事実
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第三千八百十八話 絶えたのは事実
日本はドイツに松江城の天守閣を前にお話します。
「その人柱にされた人の怨念で」
「その為にか」
「藩主の人達の血が絶えたと言われています」
「かえって逆効果だったのだな」
「どうやら」
「それは本当なのか」
ドイツは日本に真剣なお顔で尋ねました。
「藩主のお家が断絶したことは」
「因果関係はわかりませんが」
日本はそれでもと答えました。
「実際にです」
「お家断絶となったのか」
「血が絶えまして」
その結果というのです。
「そうなりました」
「そうなのか」
「実は藩が潰れる一番の理由でしたが」
「跡継ぎがいなくてだな」
「そうでしたが」
「松江城の藩主の家もか」
そうなったことは事実だというのです、そして松江城の主は代わることになったことは歴史にあります。
第三千八百十八話 完
2024・12・12
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