第八十三話 回廊ひのきしんその五十九
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「いいわね」
「わかりました、終わらせます」
新一君も頷いてくれました、そしてです。
いさんでひのきしんをしてくれました、そして遂にです。
私達は一周し終えました、それでかんろだいに三人で手を合わせて参拝してから新一君にあらためて言いました。
「これでね」
「一周しましたね」
「いいひのきしんだったわね」
私は思わずにこりとなってしまいました。
「すっきりしたでしょ」
「汗もかきましたし心も」
「回廊奇麗にさせてもらってね」
「そちらでもすっきりしました」
「そうでしょ、だからいいのよ」
新一君に思わずにこりとなって答えてしまいました。
「本当にね」
「そうですね、それに」
ここで新一君は長池先輩も見て言いました。
「この人もそうしたお顔になってますね」
「先輩もよかったと思いますよね」
「ええ」
見れば今の先輩凄くいい表情でした、ただでさえ物凄く奇麗な人なのに余計にでした。
私は思わず見惚れて先輩に言ってしまいました。
「先輩お奇麗ですね」
「えっ、そう?」
「はい、普段からそうですが」
それがです。
「普段以上にです」
「私奇麗とかはね」
「いえいえ、凄い美人さんですよ」
本当に普段からです。
「それが今はです」
「特になの」
「そう見えますよ」
「そうかしら」
「はい、もうもてて仕方ないですよ」
私はこうも断言しました。
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