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夢幻水滸伝
第三百七十三話 ブラジルからその六
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「それだけ腐敗が隠されてね」
「蔓延りますね」
「挙句腐敗が見付かっても」 
 そうなろうともというのだ。
「処罰されなくなるわ」
「そうなりますね」
「起きた世界でもそうでしょ」
 アレンカールはここでも苦い顔で話した。
「日本の公立の学校って暴力が露呈してもね」
「処罰されへんですね」
「剣道部の顧問が生徒を床の上で背負い投げにしてもよ」
 言うまでもなく暴力である。
「そこから他の部活の生徒達の前に連れ出して馬乗りになっても」
「お咎めなしですね」
「もうここまでいくとね」
「どうにもならへんですね」
「腐敗を極めるわ、あたいはこんな教師は車裂きにするけれど」 
 そうして処刑するがというのだ。
「そもそもこんな奴が大手を振って歩けてるなら」
「組織として異常ですね」
「そやからね」
「風通しをよおして」
「組織自体の改善もね」
「進めますね」
「そうもしてよ」
 そうした政策も行ってというのだ。
「腐敗をね」
「減らしていきますね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「そっちもやっていきましょう」
「人事と処罰と組織改編ですね」
「監視の強化とね」
「そうしたことであたり」
「そしてやっていきましょう」
 アレンカールはアマードと共に腐敗の減少にもあたった、そうして教育界を中心に腐敗は摘発され減少していった、それと共に他の内政も進め。
 勢力も拡大していった、ガイアナやスリナムの街や村に使者を送り自分達の勢力に誘っていったのだ。
「まずはね」
「ガイアナやスリナムですね」
「そうした星の子がいない地域によ」
「勢力を拡大させますか」
「そう、そうしてね」
「勢力を拡大させて」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「その後でね」
「星の人がいる地域とどうするか」
「やっぱり基本はね」
 アマードと一緒に会議をしつつ話した。
「融和よ、お話をしてね」
「僕達の様にですね」
「仲間になってくれるなら」
「それでええですね」
「ええ、やっぱり平和がね」
 それでことが進めばというのだ。
「一番よ」
「左様ですね」
「そやからね」
「まずは使者を送りますね」
「星の子達にね、そして」 
 ここでアマードは強い声で言った。
「まずは南米の北部をね」
「掌握するのですね」
「四方八方に拡大せえへんで」
 勢力をというのだ。
「ここはね」
「南米ですね」
「その北部からね」
「掌握しますか」
「中南米を分けると」
 アレンカールは自分達の前に拡げているこの世界の中南米の地図を確認した、立体の地図で浮島も出ている。
「南米、中米、カリブ海ってあるわね」
「三つに分けられますね」
「大きく分けてね」
「そうなって
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