第四十話 決戦の時が迫りその十一
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「醜い行い故に人がそれを見てどう思うか」
「嫌に思うよ」
「そして行う者を嫌います」
「自然とそうなるよ」
「暴力自体がそうであり」
「人にも嫌われるしね」
このこともありというのだ。
「暴力いじめも含めてね」
「絶対に駄目でござる」
「何と言ってもね」
「そう、いじめなんかするよりも」
有働も言ってきた。
「楽しいことをしようね」
「皆でね」
「勉強もスポーツもして」
「遊んでね」
「そうしてだよ」
「いいことをしていかないとね」
「遊びは馬鹿に出来ないよ」
有働は明るく言い切った。
「はっきり言ってね」
「そこから学ぶことも多いよ」
「そうなんだよね」
「勿論人に迷惑をかけない」
「そうした遊びでないとね」
「けれど遊んでも」
そうしてもというのだ。
「得られるものは多いですな」
「そうなんだよ」
「遊びも馬鹿に出来ませんな」
「余裕も出来るしね」
「心に」
「遊びもいいよ、よく学びよく遊んで」
有働は笑顔で話した。
「よく働いてよく寝る」
「そうすれば」
「きっと素晴らしいものが得られるよ」
「そう、遊ぶことも大事よ」
ランもその通りと言った。
「働いてばかりじゃかえってよくないわ」
「わかることもありますが」
「不完全よ」
セバスチャンに応えて言った。
「それじゃあね」
「左様ですね」
「ノブハルもわかってるわね」
有働の名を呼んで話した。
「遊びも大事なのよ」
「遊びな、働いてばかりじゃ気が滅入るからな」
ガストはそうだと話した。
「だからな」
「遊ぶこともしてね」
「やっていかねえとな」
「休むこともね」
「しっかり寝てな、機械だってな」
これもというのだ。
「ずっと動いてるとすぐに壊れるしな」
「その通りだ」
ゴリサキが応えた。
「機械、ロボットは疲れを知らないが」
「ずっと動いてるとな」
「すぐに故障する」
「そうなるよな」
「だからだ」
そうであるからだというのだ。
「機械にも休息が必要だ、そして遊びもな」
「やっぱり必要だな」
「そこから学べるからな」
「確かに遊んでばかりじゃ駄目だけれど」
鈴樹はそれでもと話に入った。
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