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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十二話
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「…元に、戻ったの…?」
「…うん」
「…わ、私の事…分かる?」
「うん、分かるよ…カノンノ」
「…良かった…良かったよぉ…う、うわぁぁぁぁんっ!」
「うん…ごめんね。本当に…ごめんね」
聞き、返ってくるいつもの優し気な声と微笑みに、カノンノは我慢していたものを止めたかのように声を出して泣き出し、衛司はそれに、申し訳無さそうな表情を浮かべた後落ち着かせようと少しカノンノの頭を撫で、カノンノをそっと抱き締め返した。
「……よくやったな、メリア」
「…私も衛司が大好きだから…戻って良かった…。…でも…カノンノがちょっと羨ましい…」
「へへ…戻っても大変そうだな、衛司のヤツ」
カノンノと衛司の様子を見ながらスパーダが二人を見守るメリアに歩み寄って言うと、メリアは二人を見ながらそう答え、スパーダは小さく笑ってそう言葉を出した。
――――――――――――
「――衛司…良かった。元に戻ったんだ」
――離れた位置で戦っていたジュードは、元に戻った様子を見て安心したように言葉を出した。
「――……優等生。俺…降参だわ」
「…アルヴィン…」
「安心しろよ。クレアも無事だし…もう裏切らねぇ。俺の目的も…叶ったからな」
ジュードの近くで、アルヴィンは『降参する』というように両手を上げてそう言うと、元に戻った衛司の姿を認識し、安心したような吐息を漏らした。
そのアルヴィンの肩には…一羽のシルフモドキが止まっていた。
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