第四十話 決戦の時が迫りその四
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「いいことだよ」
「決戦が終わっても」
「それからもね」
「早寝早起きでね」
ヤツデも言った、それも明るく。
「よく寝ることだよ」
「それでいつも健康だしな」
「そうだしね」
セッちゃんにも笑顔で応えた。
「歳を取っても頑張れるよ」
「そうだよな」
「若い頃はね」
笑顔でだ、ヤツデは話した。
「寝なくても平気と思っていたけれど」
「それが違うよな」
「若い時もずっと寝ないとね」
そうした状況ならというのだ。
「後でくるよ」
「疲れがな」
「だからね」
「和歌時でも寝ないとな」
「駄目だよ」
まさにというのだ。
「本当にな」
「そうだよな」
「そう、だから浅野準備体操は身体も心もすぐに起きるからね」
「よくてな」
「ストレッチもね」
これもというのだ。
「寝る前にやるとね」
「いいよな」
「そうだよ」
「睡眠も大事だよ」
伊賀崎父も言った。
「寝るななんてね」
「言ったら駄目だね」
「むしろ寝ないと」
ヤツデに話した。
「駄目だよ、特に今はね」
「物凄い戦いになるから」
「だからね」
そうであるからだというのだ。
「本当にね」
「寝ないとね」
「駄目だよ」
こう言うのだった。
「何があろうとも」
「よく寝ることだよ」
「だから訓練はしても」
「皆寝かせてるね」
「よくね、沖縄は暑いから」
気候のことも話した。
「尚更ね」
「体力を考えてな」
「そう、寝ることだよ」
セッちゃんにも話した。
「昼寝だってね」
「いいよな」
「休むことも戦いだからね」
それ故にというのだ。
「それでだよ」
「昼寝してもいいか」
「暑さに負けるよりもずっといいよ」
「昼寝って怠けてる証みたいに言われるけれどな」
「それがそうでもないんだよ」
「身体を休めるにはいいか」
「あんまりにも暑いと特にね」
「その通りですよ」
コグレが笑って言ってきた。
「休憩も必要で」
「昼寝もか」
「いいものです、少しでも寝るのとまったく寝ないのでは違います」
「それでか」
「お昼寝もいいものです」
ヤツデの言う通りだというのだ。
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