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星河の覇皇
第八十七部第四章 首相官邸にてその七十三

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「それだけで強みだ、自然と人気が出る」
「有権者からですね」
「そうなりますね」
「政策があり清廉潔白なら」
「そして結果を出せば」
「そうだ、民主政治はやはり人気だ」
 これが第一だというのだ。
「これなくしてはな」
「どうしてもですね」
「当選しませんね」
「要職に任命されても」
「それでもですね」
「そこまでですね」
「そこから先はないですね」
「タレントと同じだ」
 政治家はというのだ。
「人気があってこそだ」
「やっていける」
「そして八条長官の様な方はですね」
「人気がありますね」
「ああした政治家こそがだ」
 八条の様な政治家こそというのだ。
「最も人気が出る」
「政治家として」
「左様ですね」
「能力があり清廉潔白で」
「しかもあの外見です」
「尚且つ人格者ですし気品もある」
「それならですね」
「人気が出ない筈がない、だからだ」
 八条はというのだ。
「自然と人気が出てだ、尚且つ裏がない」
「黒い噂もない」
「事実スキャンダルもありませんね」
「女性問題もなく」
「金銭面でもありません」
「そうしたことは」
「それならだ」
 八条はというのだ。
「自然と人気が出てな」
「強いですね」
「そして身を立てていかれますね」
「そうしてですね」
「より人気が出ますね」
「日本の政界でも人気があったが」
 有能かつ清廉潔白な政治家としてだ。しかもその容姿に加えて上品さしかも名門の嫡男であるから尚更だ。
「しかしだ」
「今や連合全体で、ですね」
「人気のある政治家ですね」
「そうなっていまうね」
「今の長官殿は」
「そうだ、そしてああして清廉潔白で慎重なら」
 八条の性格のことも話した。
「謀略もだ」
「意味がないですね」
「捏造で攻めても」
「それでもですね」
「捏造で攻める手もあるが」
 謀略として有り得るというのだ。
「しかしだ」
「それでもですね」
「限度がありますね」
「根拠無根なら」
「そうしたものなら」
「嘘は嘘でしかない」
 捏造はそうだというのだ。
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